ゾム兄は俺のセコム【zm】 (ページ4)

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4話ページ4

「Aおは……ってその顔どうしたん何かげっそりしとる」

「マンちゃん今朝ゾム兄がー」

食堂に行く途中たまたまマンちゃんに会い今朝の経緯を伝えると相変わらずやなと苦笑いした

「あとで朝食のデザートあげるから
折角の可愛い顔が台無しよ」

「可愛いって俺ゾム兄みたいにフード被っとるから分からへんと思うけど……」

「細かいことはええよ」

ポンポンと頭を撫でられて目を細める

「一緒に行こか」

「おん」

てか顔見えないのによう俺がげっそりしているのが分かったな

驚きながらもマンちゃんと一緒に食堂に入った

その時オスマンは誰もいない廊下を見つめ微笑んだ

「……ﾁｯ」

食堂に入るとまだ半分しか来てなくゆったり過ごしていた

そんな皆におはようと言えばちらほら挨拶を返してくる

ガチャンｯ！！

音を立てて食堂に入ってきた不機嫌なゾム兄

「ゾムにiく、苦しい」

ゾム兄の席は俺の隣なので席に座ると同時に俺を力一杯抱き締める

「ど、どうしたん？」

ゾム兄の背中を撫でて聞く

「マンちゃん覚えとけよ」

いつもより低いトーンが耳の近くで言われたから思わずビクリと肩が上がった

「あ、俺終わった食害されるわ」

「オスマン何やったんや」

「どうせゾムという名のセコムを発動させちゃったんじゃないの」

ひとらんの言葉にめうぅ……と小さく縮こまる

そしていつも通り遅刻魔の大先生とシッマとシャオロンが7時過ぎにやってきてトントンの粛清が始まった