転生者の姉は弟のために頑張る4 (ページ14)

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テーブルへと料理を運び、三人でいただきますをして食べ始める。
私と研二くんは今までに何度もこうやって食べてるから普通にしてるけど、景光くんは慣れないからか遠慮がちに食べててなんだかなぁって思ってしまう

｢その、口に合わなかったかな…？｣

景｢いや、美味しいよ！？ただ、誰かと一緒にご飯を食べるのが久しぶりで…｣

｢！！仕事の時は無理だけど…出来るだけ家に帰ってきてから食べるようにするから、家にいる間は一緒に食べようね！！｣

萩｢もちろん俺もね？｣

景｢ふふ、ありがとう二人とも。嬉しいよ｣

｢暫くの間はこうやって食べるんだから、今はパパっと食べちゃおっか。これから景光くんには覚えて貰わなきゃいけないこともあるし｣

萩・景｢｢覚えなきゃいけないこと？｣｣

｢そっ！詳しくはご飯を食べ終えてから、ね？｣

遠慮がちだった理由が久しぶりに誰かとご飯を食べるという理由で泣きそうになったけど、我が家に居る間は出来るだけ皆でご飯を食べる約束をすれば素敵な笑顔を見せられ目が潰れるかと思った…

しかし、この後に今後のためにして貰いたいことを考えるとあまりゆっくりは食べられないため、二人には悪いけど少し急かすと不思議がりながらも食べるスピードが上がった。

三人とも食べ終わったのを確認してご馳走様をして片づけをパパっと終わらせ、必要なものを集めて準備に入る。
さて、準備も整いましたし始めますかね！

｢それじゃあ、今から今後景光くんが外を出歩けるように新しい顔を作りたいと思います！｣

萩｢新しい顔？！｣

｢そう、新しい顔。死んだことになっている以上、今の顔のまま外を出歩けないでしょ？
なので！新しい顔を作るってわけですよ｣

景｢でも新しい顔なんてどうやって作るの？｣

｢そこで私の出番ってわけよ！前趣味で特殊メイクを練習してね、その技術を使って別人のような顔にしようというわけです｣

萩｢Aさん、何でもかんでも出来すぎじゃない？｣

｢好奇心が強いのよ。陣平と一緒でね
と、雑談はこのくらいにして…景光くんはどんな顔が良いとかある？これから暫く使っていくから希望があれば教えて？｣

景｢希望っていわれてもなぁ…Aさんに任せるよ。別人にして貰えたらそれで大助かりだから｣

｢慣れるまでは私も手伝うけど、自分一人でも出来るようにならなきゃいけないんだからね？｣

口では少し困ったように言ってみるけど信頼されてるのは嬉しいや