転生者の姉は弟のために頑張る4

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納得はしたけどまだ機嫌は直らないらしく、くっついている方の腕に自分の腕を絡ませてくる。
何ちょっと可愛いことしてんのさ…

弟？恋人？ムーブを急にかましてくる研二くんに軽くやられながらも、何ともないフリをしながら頬にキスを落としてみる。



あら…？何も反応がない…？？

何か反応があると思いしてみたのに何もないと不安になるんだけど？
そう思いながら横を見てみれば、薄暗い中でも分かるくらい赤くなっている研二くんの顔が見えた





｢え、そこまで照れられたらこっちまで恥ずかしくなるんだけど｣


萩｢Aが急にするのが悪い!｣


｢今までにも何回かしてるでしょ｣


萩｢そうだけど…!俺ばっかり振り回されててなんか悔しいんだけど｣


｢ふふ、それはちょっといい気味ね。
ふぁぁ…ごめん、ちょっと眠くなってきたから肩借りる…｣


萩｢あ、もう…｣





毛布に加え研二くんとくっついているからか、少し冷えていた体が温まり眠気が復活してきてしまった。

くっついている研二くんに少し体重を預けて肩も借りれば、頭の上から仕方がないなとでもいうような声が聞こえてくる。
肩を借りたりすること自体は別に構わないらしいため、そのまま眠気に抗わずに目を閉じるとあっという間に夢の世界へと意識が遠のいて行った。















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次に目を覚ましたのは８時過ぎ

寝る前の状態とほとんど変わってないってことは、それぞれ起きずに仲良く固まって寝てたのかぁ


というか聞いて欲しい！
私が寝る前に見た時は、顔が見えないようにかそっぽ？向いて寝てたのよ。それが今は私の方に向いて寝てるどころか私の背中の方に腕を回して寝ているじゃありませんか！！

ハチャメチャに可愛いです…！コウメイさん、貴方の弟は天使だったんですか…？


そう心の中で問いかけていれば寝ていた研二くんと景光くんがもぞもぞと動き出したし皆目が覚めだしたのかな？

ゆっくりと待っていれば起きて伸びをし出したし、朝ごはんの準備でもしますかねぇ



やっば…約一晩膝枕していたからか今までで一番痺れてるんんだが…！！
だがそんな様子を見せたら景光くんが気を使うに決まってるため、何ともないフリを装って立ちますとも！
めちゃくちゃ痛いですけども！！

正直泣きそうなほど痺れが痛いけど、どうにか痺れが取れるまで隠し通して朝ごはんを作りきった。

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