転生者の姉は弟のために頑張る4 (ページ10)

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危険なことはしないと約束を出来ないため、笑って軽くごまかしつつ話を逸らす。

私もいい加減寝たいし、景光くんが上がってきたら寝れる準備を済ませて明日からに備えて寝ないとなぁ

そう考えながら陣平のお泊まり用に買った布団セットをクローゼットから引っ張り出し、ローテーブルを退かして寝れるスペースを確保する。

布団を敷き終わる頃に陣平の服を纏った景光くんが戻ってきた

｢窮屈な感じで申し訳ないけど、家の準備が済むまでは我慢してね｣

景｢こうやって色々してくれてるだけでも有難いよ。今更だけど、少しの間お世話になります｣

｢気にしないでいいよ。今の状況になったのは私が言い出した事だしね
さて！景光くんも上がってきたし今日はもう寝よっか｣

萩｢もう3時だけどね…明日が非番で本当に良かったよ…｣

｢それは言えてる。
それじゃ、景光くんおやすみ。ゆっくり休んでね｣

萩｢おやすみ、諸伏ちゃん｣

景｢おやすみ、Aさん、萩原｣

景光くんとリビングで別れ、研二くんと一緒に寝室に来たんだけど本当に一緒に寝ないと行けないのか？これ…

動いて貰うために良いよって言ったけど、ちゃんと動いてくれてる今一緒じゃなくても良いんだよなぁ

そう思った瞬間、何か衝撃が来たと思ったら視界が急に変わったことに驚き目を瞑る
次に目を開けた時には天井が見えた。

これ、ベッドに軽く押し倒されたようなもんじゃない？

｢急にされるとびっくりするんだけど｣

萩｢でも、こうでもしないと別の所で寝ようとすると思って｣

｢そんなことしないって。他に寝れるとこないし｣

萩｢返答の速さでバレバレだよ？？それよりも早く寝ようよ、寝る時間無くなっちゃう｣

｢…それもそうね。さっさと寝ちゃお｣

萩｢ん、おやすみ｣

｢おやすみ｣

少し抗議をしたけど考えてたことがバレてて、移動して寝るのは諦めて研二くんの腕の中で目を瞑る

丁度いい温度と聞こえてくる心音がいい感じに子守歌に聞こえてきて、直ぐに夢の世界へと旅立った

·

ふと、目が覚めて時計を見ればまだ５時…
寝付いてから２時間くらいしか経ってないじゃん…

でも目覚めちゃったしなぁ…
景光くんを起こさないように水でも飲んでこよっかな

そう思い陣平で鍛えられた腕抜けの技術を使い、ベッドから出て音を立てないようにリビングへと向かえば何か明かりが見える。
何か消し忘れたっけ？