転生者の姉は弟のために頑張る4 (ページ8)

今日:6 hit、昨日:19 hit、合計:44,965 hit

157. ページ8

｢え、ちょっと酷くない？！変装だと思うなら抓っても良いから！ほら！！大事な家族に危険が及ぶのを承知で来たのに疑われるとか心外！｣

景｢…一番大切なのは？｣
｢じ、弟！！私の宝物！あ、その次くらいに皆のこと大切よ？｣

景｢本人、だね…｣

赤｢確認の仕方がそれで良いのか…？｣

｢自他ともに認める弟大好き人間だから良いのよ。｣

赤｢まぁいい。協力すると言っていたがどうする気だ？｣

｢ん？じゃあ早速始めるか。
ね、スマホはそのままで上脱いで渡して｣

景｢……これで、いい？｣

｢ん。で、スマホと一緒に血糊を入れて、撃つ。
気持ち悪いかも知れないけどコレ着てくれる？着替えは用意してあるから｣

景｢分かった｣

｢赤井さんは上にスコッチは始末したって連絡しといて。これなら撃ったように見えるでしょ？｣

赤｢成程、これで偽装するということか。この暗さなら多少の違和感は気にならない｣

｢そーゆーこと。終わったらコレに着替えといて、弟の借りて来たからサイズは大丈夫なはず｣

景｢ありがとう、色々｣

｢何終わったふうに言ってるのさ、本題はこれからでしょ？｣

赤｢今後どうするか、だな。
FBIで保護をしても良いが、協力者が来たと言うなら公安で保護をするつもりか？｣

｢私達はそのつもりよ。｣

景｢保護されるとしても、今公安部に近付く訳にはいかない。リスクが高過ぎる｣

｢…連絡とるかぁ

もしもし？｣

降『ヒロは無事か？！』

｢おぉ…声が大きいかな？？とにかく今は無事よ。ただ保護するにしてもどうするかって話になってね｣

降『勿論公安で保護するに決まっているだろう。』

｢匿う場所は？名前だって使えなくなる、あと端末は始末したから新しいの準備しないとだし｣

降『……一時何処かに匿えれば直ぐに準備する』

｢分かった。なら住まい、戸籍、端末の準備は任せる。準備が出来るまでは私が保護しておくわ｣
降『え？！』

｢てことで、準備が出来るまでは私が保護する。セキュリティはしっかりしてるところに住んでるから安心していいわ｣

景｢流石に色々マズイよ？！｣

赤｢俺は別になんでも構わん。後のことは其方に任せる｣

景｢ライ？！他人事だと思って投げやりになってるだろ！｣

｢安心して、私と二人じゃないから。泊まりに来てるから｣

景｢なら良かった…ってならないからね？｣

｢ノリツッコミが上手ね｣

景｢そういう話してる訳じゃないよ…｣

赤｢仲が良いな｣