ドS★60 ページ31
《こうへいside》
あれは中学1年生の夏休み。
忘れもしない、8月3日______
『ありがとね、超楽しい誕生日だった！』
可愛い顔で笑う彼女____あずさ。
「当たり前だろ、幼稚園の頃からあっちゃんの誕生日は3人で一緒にって決まってるしな。」
『うん、そうだね！』
「来年もまた3人で遊ぼうね！」
僕は、そう言った。「来年も」って。
でも、あっちゃんに「来年」が訪れることはなかった。
僕のせいで。
「じゃあな！今日俺ばあちゃんち行くからさ。」
『ばいばい、光くん！』
「じゃあね、光！」
「おう、またな！」
光がいなくなって、あっちゃんと2人きりになった。
「あっちゃん、僕が送るよ！もう暗いし。」
『え、いいよ！こうちゃん今日塾でしょう？』
「え、気づいてたんだ」
『だってちらちら腕時計見てるし、そのかばん。みればわかるよ(笑)』
「なんかごめん…」
『ううん！私こそ塾、忙しいのに付き合ってもらっちゃってごめんね？』
「いやいや！僕が行きたかったんだから！！っていうか、本当に大丈夫？1人で。」
『なにいってるの！(笑)もう中学生じゃん。大丈夫だよ！家までそんなにかからないもん。』
「本当？なら僕、塾行っちゃうけど…」
『うん！塾頑張ってね！』
「うん…ごめん…じゃあ、またね！」
『うん、ありがとう！バイバイ！』
それが、あっちゃんとした最後の会話だった。
僕と別れたあと、あっちゃんは、車にひかれて死んだ。
楽しかった誕生日は、苦しみの命日に変わった。
僕が家まで送っていたら、あっちゃんは死ななかったかもしれない。
光も兄ちゃんも僕のせいじゃないっていうけど、やっぱりあれは僕のせいだ。
いくら自分を責めてもあっちゃんは帰ってこないけど、やっぱり今でも自分を責めずにはいられない。
あっちゃんを引いた運転手…許さない。絶対に。
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くるるん∞(プロフ) - みゆきさん» いえいえ！受験頑張ります*\(^o^)/* (2016年1月18日 0時) (
レス) id: ea177134b0 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - あわわわ(;´д｀)そんな大変な時にこんなこといってすみませんm(__)m受験頑張ってください！(*^^*) (2016年1月17日 22時) (レス) id: 9578f737a1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるん∞(プロフ) - みゆきさん» ありがとうございます！嬉しいです♪更新頑張ります！今は、受験であまり時間がないので、受験終わったらぜひ読ませてもらいますね(*^^*) (2016年1月17日 22時) (レス) id: ea177134b0 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！私も関ジャニの小説書いているんです。よかった みてください。迷惑なこといってすみません (2016年1月16日 10時) (レス) id: 9578f737a1 (このIDを非表示/違反報告)
くるるん∞(プロフ) - なにゃさん» ありがとうございます！これからも楽しんでいただけるよう頑張ります！！ (2016年1月13日 22時) (レス) id: ea177134b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるるん∞ | 作成日時：2015年12月27日 19時
