ドS探偵★2【緑】

ドS★53 ページ24

数分前＿＿＿＿＿＿


あぁやばい、ほんま寒気する…。


熱あるかってぐらいやもん。


ほんまおるでしょ、ここ…


急いで昇降口へ向かう。


気持ちとは裏腹に恐怖で動かない俺の足。


震えている。


はぁー…ほんまヘタレ…。


うわっ！


やば、靴紐ほどけたかもしれへん。


ほんま最悪やわ。


懐中電灯を廊下に置いた。が、


コロコロ…


運悪く転がり、教室のドアにぶつかった。


懐中電灯まで俺の味方してくれへんの…。


明かりがないと靴紐は結べないから、仕方なくとりにいく。


大「はぁ…ほんま最悪や…」


1人暗闇に呟いたその時。


ガタン


またや…またねずみや…


ねずみおりすぎやろ！ほんまムカつくわぁー！！


音がしたのはちょうど懐中電灯が落ちている教室の中。


もう、余計とりにいきずらくなったやん！


でも、置いて帰るわけにもいかないわ…。


覚悟を決め、足早に懐中電灯をとりに向かう。


やっとの事でたどり着き、懐中電灯に手を伸ばした。


が、気になる。


大「んん？なんやろ、この臭い。」


ドアの隙間から異様な臭いが漏れていた。


嫌な感じ。


でも、気になる。探偵の勘というやつやろか…？


ちょっと見るだけ。すぐにドアを閉めればええよね、おん！


無駄な好奇心のせいで、俺はドアを開けてしまった。


そしたら案の定、


大「うわぁぁぁぁぁ！！！」


カッと目を見開いた女性の死体が横たわってたんや。

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