15 ページ15
涼「Aっ!!」
飛び込んできた彼は、
思った以上にびしょ濡れで、
こっちが言葉を失うほどだった。
涼「良かった…
風邪、引いてないか?
お前、半袖でこんなところに…」
自分よりも人の心配、
風邪ひきそうなのはそっちなのに。
駆け寄って来た山田くんに思わず顔を背ける。
涼「…A?」
『…開けてくれて、ありがとうございました。
あとは1人で帰れますので。』
自分はなんて最低なことをしてるんだろう、
分かってるけど、
もう私は彼とは関わってはいけない。
───自分を守るために。
涼「なら((もう、』
『もう私に関わらないで下さい。』
涼「…は?待って、訳わかんないんだけど。」
『…さよなら。』
雨の中に飛び出した私を、
彼がもう一度引き止めることは無かった。
『これで良かったんだ、きっと。』
中学のときと同じことは二度としないために
いままで自分は殻を被ってきた。
── あんな男好き、誰が好きになるかよ。
──あいつがほかの男に目をつけてる間に、
俺も他の女が好きになったから。
久しぶりに思い出してしまった嫌なことを
すぐに頭から消す。
最近は全然思い出さなかったのに、
山田くんが忘れさせてくれてたのかな。
651人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちぃ(プロフ) - ありがとうございます!!今日か明日には移行完了する予定です!お楽しみに…!!これからも応援よろしくお願いします!! (2018年12月1日 10時) (レス) id: 0c5a6d02a7 (このIDを非表示/違反報告)
クリコロ - 面白くて大好きです!更新頑張ってくださいね!お話がどうなっていくのかとても楽しみです。更新頑張ってください。応援してます! (2018年11月30日 22時) (レス) id: 4de578447b (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - さなさん» レス遅れてすみません!コメントありがとうございます!!とても励みになります…!これからも応援よろしくお願いします!! (2018年11月28日 17時) (レス) id: 0c5a6d02a7 (このIDを非表示/違反報告)
さな - めちゃくちゃ面白いですね!更新頑張ってください! (2018年11月26日 18時) (レス) id: 7b13139364 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちぃ | 作成日時:2018年11月19日 17時