秘密を教えて…？[HSJ]

229時 ページ31

『じゃあ、戻ろっか。』




最後に3匹を布で包んで、リビングに戻る。





『あれ、食べててよかったのに。』



大｢せっかくこんな大人数なんだし、
みんなで一緒に食べよーぜ？｣



侑｢…ありがとう。｣



涼｢んじゃ、全員揃ったところで…
いただきます!!｣



大｢うっめぇー！！｣









賑やかな食卓を前にして、
静かな慧。






『慧、どうかした？』



慧｢ん？いや、なんか音が聞こえるなーって思って。｣



『音？』






耳を済ましても、何も聞こえない。





雄｢この位の大きさなら、
人間には聞こえないと思うけど。｣



裕｢すごいちっちゃな音だよね、
きいぃーみたいな。｣



侑｢違うでしょ？鳴き声だよ、なにかの。｣



雄｢鳴き声？｣







どうやら動物にしか聞こえないその音は、
クゥーン、と言ってるらしい。





──ガタンッ！





突然、雄也が立ち上がった。







侑｢なに、どーしたの？｣





雄｢お、おれ、トイレ行ってくる！｣






そう言いながらリビングを出ていった雄也だけど、





──ガチャッ







聞こえたのは、玄関が閉じる音。






慧｢なにか隠してるなぁー｣



『わたし、ちょっと見てくるね？』







今日は雨だった気がする、
そんなことを考えながら、エントランスから外に出た。







『雄也？』




雄──ワンッ








そこに居たのは、雄也と…





雨の中で震える犬だった。



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作者のちぃです！

更新非常に遅れてごめんなさい！



書いていた下書きが全部消えまして…

ってほんとに言い訳でしかないんですけど！



更新遅くなりますが、ゆっくりでもしていきます！



お気に入り、外さないで待っていてくれた方、
本当にありがとうございます!!

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