星に手を伸ばす2 (ページ5)

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『オッパ…私…』

こんなに自分の気持ちを言葉にすることが怖かったのか

震える自分の声を聞いてそう思った

ミンギュオッパはゆっくりと頷いて、私が話すまで待ってくれている

『スニョンオッパが好きです

本当は離れたくなかった』

その瞬間、ミンギュオッパが私の頬を撫でる

オッパの手を見ると濡れていて、自分が泣いていたことに気がついた

1度気づくと不思議なものなのか涙が止まらない

涙が流れる度に優しく私の頭を撫でてくれるオッパに安心してしまう

オッパにとってはただの迷惑なのに

私が泣き止むまでミンギュオッパはそばに居てくれた

それが温かくて安心した

それと同時になぜこんなにも、私を気にかけてくれるかが分からなかった

オッパの事を避けてしまっていたのに

『オッパ、ありがとうございます

それとごめんなさい

ずっと避けてしまって』

「いいよ

スニョンイヒョンと付き合ってたからでしょ？

でも、少しぐらい、たまにでもいいから会おう

折角仲良くなったのに寂しかったんだよ」

耳がペタンと垂れた犬のような表情をするオッパ

いつものオッパで何だか可愛らしく感じてしまった

そして、私を責めずにまだ仲良くしたいと言ってくれるオッパに感謝の気持ちしかない

『ありがとうございますオッパ』