・ ページ27
高校に着くと既にたくさんの人だかりが出来ていた
「ちょっと待ってよっか」
うん、と返事をして人だかりの方に目を向ける
ソクミンくんの緊張が伝わってきて、いつもより緊張していると思う
これまで自分が思いもよらない程努力をしてきたと思う
ソクミンくんも同じ
だから、絶対に2人とも合格してる
人だかりが減った時ソクミンくんと私は受験番号が貼りだされている掲示板へと向かった
405番……
「『あった！！』」
私とソクミンくんは同じタイミングで番号を見つけたみたい
ハイタッチをしようとした時、人の波が訪れてソクミンくんと離れ離れになってしまった
まずい、結構人の圧が強い
このまま流されると思った時、誰かに腕を捕まれ、人の波から脱出することが出来た
「大丈夫？」
そう言い私の顔を心配そうに覗き込んでくれる彼が助けてくれたのだろう
『大丈夫です
ありがとうございます』
そう声をかけると満足そうに笑い彼は掲示板の前へと向かっていった
同じ中学3年生でもあんなに高いのかと思うほど彼の身長は高かった
というか、彼がいなければ今転んでしまっていただろう
彼には感謝してもしきれない
きっと彼も入学してるよね
その時にまたお礼を伝えよう
「Aー！！！」
私を見つけて大声で叫ぶソクミンくんを宥めて学校を後にした
新しい生活、友達全てが楽しみ
不安なことだらけだけれど新しい生活が始まることに胸の高鳴りを感じていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 625人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふちゃ(プロフ) - tyaiさん» コメントありがとうございます！前作から沢山コメント嬉しいです( ;ᯅ; )♡楽しんでいただけるように頑張らせて頂きます！ (2022年12月26日 17時) (
レス) id: 30eba03888 (このIDを非表示/違反報告)
tyai - わー新作だ!!となりました！楽しみにしています。頑張ってください❤ (2022年12月26日 13時) (レス) @page5 id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふちゃ
| 作成日時：2022年12月25日 23時
