星に手を伸ばす

MG ページ33

｢あ、ソア｣





久しぶりに事務所ですれ違ったソアは少し雰囲気が変わっていた

なんか、ホシヒョンみたい


私服はかわいい系が多かったはずなのに割とスポーティやナチュラル系に変わっていた

ホシヒョンがよく着る組み合わせみたいだ






『オッパ！久しぶりです！』





俺を見つけて挨拶をする姿はいつもと変わらないけれど、心にもやもやとした感情が生まれた






｢ソア、昼ごはん食べた？

食べていないなら食べない？｣





『あー…

ごめんなさい、もう食べてきちゃったんです』






そう言い頭を下げるソアは嘘をついている様子は無くてけれど、違和感がある





｢そっか…

最近、ソア忙しい？ またご飯行きたいなって思ってるんだけど｣






『ごめんなさい

カムバックが忙しくて全然日程が空いてなくて…』





｢そっか！じゃあカムバ終わったら食べに行こうね｣





『はい、ありがとうございます！』





そう言いソアは自分の部屋の方へ歩いていった




その時にカバンに着けていた星型のキーホルダーがキラリと光り、黒い感情が心に広がった

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