Strawflower《ナナツアー》2 (ページ11)

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ご飯も進み、ジュニオッパがシラフではメンバーに愛しているとあまり伝えないという話になった

チャニくんとウィスキーを飲んで伝えたことや、酔って帰ってきて同じ部屋を使っていたウォヌオッパに伝えたこと…

素直に言葉にする事が少し恥ずかしいと思っているオッパならではの話だと思ったのと同時に、私はどうだろうかと考えてしまった

思い返してみると、メンバーでいる時にはあまり言っていないかもしれない

ただ、2人でいる時にはよく愛してくれると言ってくれるような気がする

『2人でいる時じゃなくても言ってくださいよ』

そう私が言うとぎょっとした表情で5人が私を見つめる

もしかしてまずいことを言ってしまったのだろうか…

「わーまたジュニヒョンのAヌナに甘いやつだ…」

「ヒョン本当にAにはすぐ言うんだから」

「…はあ……A…」

4人に責められてしまったオッパは少し顔を赤らめながら恥ずかしいことを悟られないようにまた食事に手を伸ばした

オッパは2人になるとよく愛情表現をしてくれる方だと思っていたのだけれど…

それよりも愛情表現をすることが苦手なオッパが私にしてくれていることに嬉しくもあり特別感を覚える

「何でAにはするの？」

ウォヌオッパがそうジュニオッパに聞くと、オッパは恥ずかしそうにため息をついて

「言わないと、離れちゃうかもじゃん」

そう言った

オッパがそう言うと4人は冷やかすようにオッパに話しかけるけれど、私はきゅっと心臓が痛くなった

お互いが素直に言葉に出来なかったあの期間

私にとって嫌な期間であったけれどオッパにとっても嫌な期間だったのだと気づいた

『ジュニオッパ、私も愛していますよ』

私も言葉にすることは恥ずかしいけれど、離れる方が嫌だと感じる

だから、恥ずかしいけれど言葉にしなければ