Strawflower (ページ50)

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WZ side

デビューをするまでずっと付きっきりでAにレッスンをしていた

手がかかる妹だけど、やる気があっていつも一生懸命で、やればやるほど伸びるからもっと高みを目指したくて教えていた

デビューしてからもそれが続いているが、ある日Aがそろそろ辞めようと言い始めた

｢お前はそれでいいのか？｣

デビューしても続けたいと思ってくれていると思っていた

Aは録音の時いつも満足いかない顔をしてる

絶対ここで諦めていいわけが無いのに

『うん

オッパの負担になっちゃうし、そろそろ自立しなきゃ』

｢そうか…｣

レッスンを辞めると言ったAを説得する気にもなれず、一言で終わらせてしまった

俺とAが唯一繋がってきた関係が切れてしまったようにも感じた

Aが出ていってしまった扉をぼーっと眺めているとボムジュヒョンが入ってきた

｢あれ？Aは？｣

｢もう、来ないみたいですよ｣

俺がそう言うとヒョンはひとつため息を着いてそっかと言った

ヒョンは何か知っているみたいだ