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私たちは手を繋いだまま電車に乗った。
A「なんか色々思い出すな…」
ドゥル「色々って？」
A「サンドゥルが痴漢から守ってくれたり、怖い人に絡まれたら助けてくれて、さっきだって車に轢かれそうだったのを守ってくれたでしょ？」
いつも私が困った時に助けてくれるのはサンドゥルだった。
本当は怖いはずなのに絶対助けてくれる。
そんなところも好きなんだよ。
ドゥル「好きな人を助けるのは当たり前だよ」
サンドゥルがそんなことを言うから恥ずかしくて目線をそらす。
繋いだ手がどんどん暖かくなって汗ばんでくる。
でもそれが幸せでずっとこうしていたい。
ドゥル「Aは？いつから好きだったの？」
A「わからない、気付けばサンドゥルのことばかり考えてたの。初めてね、本気で好きになった人なんだよ。」
サンドゥルは少し驚いたような顔をする。
照れくさいのかサンドゥルも目線を逸らした。
A「恋をして傷ついたり泣いたり 幸せだって思ったり…サンドゥルじゃなきゃ駄目なんだって思ったの。」
そういうとドアがプシューとあいて
私の手を引っ張って電車から降りた。
A「サンドゥル、まだ降りる駅じゃ…っ」
そのとき、サンドゥルが私を抱きしめた。
人のいない小さな駅。
A「サンドゥル？どうしたの？」
ドゥル「…ないでよ」
A「え？」
ドゥル「そんな可愛いこと言わないでよ！我慢できなくなっちゃったじゃん」
そういって強く抱きしめるサンドゥルにドキドキする。
サンドゥルの腕の中はあったかくて、落ち着く。
ドゥル「A、すきだよ。」
ちゃん付けだったのにいつのまにか呼び捨てになっていて違和感があるけどでも嬉しくて。
A「ね、耳かして？」
ドゥル「ん？」
A「だいすき」
大きな声で言うのは恥ずかしくて小さな声で耳元でそういった。
ドゥル「Aが悪いんだからね。」
A「えっ…」
そういって私の唇をふさぐ。
そしてもう一度強く強く抱き締める。
ドゥル「幸せすぎてどうしよう。」
A「そんなの私もだよ。」
ずっとこうしていられますように。そう夜空にむかってお星様に願った。
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まう(プロフ) - 初めまして^ ^久しぶりに面白い作品に出会えました！ボーナスストーリー、次回作も楽しみにしています。 (2016年8月30日 20時) (
レス) id: 988597b541 (このIDを非表示/違反報告)
ジャスミン - お話、ありがとうございます!!ドキドキしながら読ませていただきました。ボ―ナスストーリーがあるかもしれない、とのことなので、あったらイイな…と楽しみにしてます♪次のお話ができたら、また読ませていただきます♪^^ (2016年8月30日 13時) (レス) id: 08e81a461b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうか | 作成日時：2016年7月15日 17時
