ガララワニと美食屋トリコ １３１ ページ4
小「あ、あの。小松と申します。今日は美食屋のお仕事の依頼で来ました。国際グルメ機関“ＩＧＯ”主催のグルメパーティーがありまして……そのパーティーに出す食材を調達して欲しいんです」
そこまで言ったところで、
トリコさんの反応がない事に
気づいた。
小「――って、聞いてらっしゃいます？」
そう声を掛けた瞬間、
トリコさんは勢いよく立ち上がり
ト「来たぁ！！」
と叫んだ。見ると
トリコさんの持つ釣り竿が
大きくしなっている。
何か大物が掛かったのだろうか？
等と考える僕の目の前で
大量の水飛沫と一緒に
ザリガニフィッシュの巨体が
目の前に現れた。
小「！？」
と思った瞬間、
空からやって来た怪鳥が
ザリガニフィッシュを
鷲掴みにした。
しかし、トリコさんは
ト「やろぅ……そいつは俺の獲物だ！！！」
と言って、釣り竿を力一杯引っ張り
二体纏めて地面に叩きつけてしまった。
なんてパワーだ……。
ト「ハハッ、五つ尾オオワシまでついてきた！一石二鳥ってやつか？ｗｗ」
そう言って笑うトリコさん。
Aさんの言っていた通り
もの凄いパワーの持ち主だ。
それに、五つ尾オオワシに
ザリガニフィッシュ。
食材として扱ったことはあるが
捕獲する所は初めて見た。
感動だ……！
小「トリコさんならきっと出来ます！ガララワニの捕獲！！」
ト「何？ガララワニだと！？」
鋭い表情でこちらを向いた
トリコさんに頷き、言葉を続ける。
小「はい。発見が困難な上、その生態も謎。戦車でも仕留めるのが難しいという、凶暴な奴です」
ト「一切れ１０万円はするという最高級の食材……ぷりっぷりの高級タラバガニと霜降り脂たっぷりのＡ５ランクの高級和牛を合わせたような肉の旨味――ガララワニ…たまんねぇ！」
そう言って涎を垂らすトリコさん。
ト「その依頼引き受けた！今すぐ出発だ！」
小「はい！トリコさん！」
と、勢いよく返事をしたものの
出発したのは、トリコさんが
ザリガニフィッシュと
五つ尾オオワシを完食してからだった。
さらに、他にも準備があるとのことで
ガララワニ捕獲に向けて
出発するのは、結局１時間後になった。
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零 慈-ﾚｲ ｼﾞ-（元：零ｰﾚｲｰ）(プロフ) - 至宝の姫君シリーズ、最初から読ませてもらってるものです！めちゃくちゃ面白いなあ、と読み続けているうちに何時の間にか最新話まで読んでいました･･･。作者さんのペースで良いので、頑張ってくださいね！ (2020年12月8日 14時) (
レス) id: 7c94df9960 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜魅月(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます！長らく更新停止状態で申し訳ないです……自分の中で納得出来る文章が中々書けず止まっていますが、ちゃんと続きは書くつもりです！待ってます、面白い！というコメントを貰えるとモチベーションがあがるので良ければ今後もお願いします！ (2020年9月23日 1時) (レス) id: 51d274f54f (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2020年9月22日 0時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
魔夜魅月(プロフ) - 羽さん» コメントありがとうございます！返信が遅くなってしまってごめんなさい( ﾉД`)これからゆっくり書いていくつもりなので、よろしくお願いします(o^―^o) (2019年10月20日 22時) (レス) id: 24c3ac3236 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜魅月(プロフ) - ピースさん» コメントありがとうございます！返信がとても遅くなってしまってごめんなさい(´；ω；`)ｳｩｩだいぶ更新停止してしまいましたが、またゆっくり書いていくつもりなので良かったらよろしくお願いしますm(_ _)m (2019年10月20日 22時) (レス) id: 24c3ac3236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔夜魅月 | 作成日時：2018年1月7日 20時
