お勉強(ひとらんらん) ページ1
「ねぇ、それ進んでんの?Aちゃん」
「ぐっ…カタツムリのようなスピードでなら…」
俺達の学校はテスト期間で俺の彼女須藤 ネルコは数学が苦手すぎてこのままだったら欠点を取るから助けてと涙目で言われたので流石にほっとくことも出来ず放課後教室で教えることになった。
「んーここはあれじゃん公式が覚えれないなら使わなくても解けるから無理しなくてもいいよ」
「あ、そうなんだ」
2人の席を横にひっつけて喋っているから自然と距離が近くてかなりドキドキする…でも、こっちの気持ちなんか知らずに黙々と問題に取り組んでいてやっぱり根は真面目なんだなーと感心する反面ちょっとくらい意識してくれてもいいのにと思ってしまう。
「あ、出来た…!一人で解けたよひとA!!」
目をキラキラとさせながらドヤ顔をしてきやがった。
「分かった、採点するからちょっと待ってね」
えらいえらいと頭を撫でると急に黙ってしまった。答え合わせをすると時間はかかってしまったものの最初より全然できるようになっておりこれなら赤点は回避できるところまで来れた。
「よし、これなら大丈夫…てAちゃん?どーしたの?」
頭を机に突っ伏して顔を隠しているのでどーしたのかな?と思って心配になった。
「………ひとAがさ、頭撫でてくれたじゃん?あれが嬉しくて…」
「…じゃあ、Aちゃんの取った点数が平均点以上ならごほーびあげるよ」
自分もかっこつけて言いたかったけど嬉しくてそんなことしか言えなかった。
マジでこんなんですいません…もっと話は青春ぽくしたかった……(o_ _)oパタッ
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作者名:ネルコ | 作成日時:2017年5月20日 12時