元ポートマフィアの救済日記

第八訓「火事って一軒燃えると周りも燃える」 ページ10

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はい、前話で子供を置いて消えた琉化です。
あっ、待って指差さないでっ！

服は着物に黒い布を被っている。
腰には相変わらず木刀が。


しかし周りはまた森。
いつになったら帰れんの？？


懐にはまた紙が入っていた。
開いてみるとこう書かれている。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

はーい！貴方のAngelのKA⭐︎MI⭐︎SA⭐︎MAでーす！

第一関門突破おめでとーう！！
次は、近くにある家が家事に！！
犯人は家の主と子供を狙っての犯行！？
家の主を失明させないようにして、子供に強くなれると言うことが試練！！
さあ、試練開始＿＿＿＿＿＿。


　 髪より←

p.s
なんで破いたのさ！！
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……………はっ倒すぞ。



『ゲームみたいに言えば許されるとでも思ったのか？とっとと戻してくれよ。』


またビリビリに引き裂いて捨てておく。
近くにある家って何処だ？

あたりを見渡すと、集落全体がメラメラと燃え盛っていた。

…家じゃねぇじゃん。
バリバリ集落じゃん

火を消さないことには分からないか。
水を持ってこようとした時、子供の声が聞こえた。



『あそこか！！』



＿＿＿＿ﾊﾞｷｯ！！


家の壁をぶっ壊して犯人たちとご対面する←
後ろに人がいるからあまり長いは出来ない。



＿＿＿＿＿＿異能力「真冬のかたみ」



武器は金属で出来ていたようで、立原くんの異能力で武器を取り上げる。


犯人たちは武器が自分勝手に離れたと思い慌てている。


その瞬間、リーダーらしき人を1発で気絶させる。
それを見て顔が青くなっていく犯人ども。



『この男のようになりたくなければ去ってくれるかい？そして誓ってくれ、この家には関わらないとも。』



私の言葉を聞くなり怯えた犯人どもは「分かりましたｧｧｧｧｱｱ」と言って逃げていく。


男の子の方へ足を向ける。ビクッと体を強張らせた。


『少年、今のままじゃ守れるものも守れない。もっと強くなれ。』


私は何様だ。突然家に侵入してきては上から目線で強くなれだぁ？何様だ、殿様かってんだ。

そう思いながらも踵を返し、数歩歩いたところで男の子の声が聞こえた。


「僕、強くなる！！だからっ、強くなったら、

＿＿＿＿僕に会いにきてっ！！」



この子…………


私はふっと口を緩ませて答えた。


『あぁ、待っているぞ、少年。』


可愛いっ！！！！

私は再び消えてしまった。
これで帰れる！？

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