元ポートマフィアの救済日記

第七訓「別れって急に来るよね」 ページ9

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あれから一年が過ぎた。未だ帰ることができない。

ここまで来ると本当に帰れるのか、向こうの時間が止まってるのか不安になってくる。

しかし、その時突然訪れた。



『あっ、おかえり。』

「魚がいっぱいとれた。」


慣れてきたおかげか、笑顔をよく見せてくれるようになった。

彼から魚を取ろうとしたとき、彼の手を通り抜けた。


え？？
待って、意味わかんない。


「なんで透けてるの？」

『え？？』


改めて自分の体を確認してみると、所々透けている。
え？私は幽霊だった？←

ﾊｯ！！いかんいかん、冷静さを失ってた。

これって、もしかして……。



『私は元の時代に帰らなきゃ行けないのかも。』

「は？(低音ｳﾞｫｲｽ)」


うわっ、今までで一番びっくりした低音ｳﾞｫｲｽだな。
でも、話さなきゃ。


『私は未来から来たんだ。』

「……いやだ。行かないで」

『わがままですまないね。君にはずっと笑顔でいてほしい。

松の木のように陽を浴びて長生きしてほしい。』



これは私、めっちゃわがままだな。

彼の頭を撫でる。
しかし、それも叶わず通り抜ける。


「……もし、また会えたら。ずっと一緒にいてくれる？」

『あぁ、勿論さ。だから、最後は笑顔を見せて。』


そう答えると泣きながらも笑顔になった。

……姉さんもこんな気持ちだったんだろうか。


ﾊｯ！！いかんいかん。シリアスはシリアルにして食べなきゃ！！

こうして私は彼の前から消えていった。


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どうも、駄作者です。

お知らせしたいというか、注意事項のようなものです。

今回の作品は逆ハーです。

公式カプの土ミツや、公式じゃないけど沖神や銀月などが好きだって方はリターンをしてください。

第八訓「火事って一軒燃えると周りも燃える」→←第六訓「不思議な力を持つ人」〜？？Side〜

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