Prologue ページ1
『あ"ぁ……当主というのも楽じゃないねぇ……』
「大丈夫ですか……?」
『ん?ヘーキヘーキ。』
そう言いながら車の後部座席へと乗り込む。
伊地知はチラチラと心配そうにこちらを見ながら運転席に乗り込んだ。
先週までアメリカに行っていた。
宿儺の器が現れ、即座に帰宅。御三家の会議に出席してから今日までずっと仕事三昧なのだ。
伊地知が心配するのも無理はない。
上層部は一回呪霊に食われて【自主規制】になれば良い。
『……あっ、そうだ。伊地知これ。』
「??これは?」
『お土産だよ。みんなで分け合って食べて。』
そう言って出したお土産を見ると、嬉しそうな顔をする。
伊地知が唯一の癒やし………。
『次は何処だっけ?』
「あっ、次は北海道に行きます。」
『了解。着いたら起こしてくれ。』
はい。という答えを聞くと、すぐに愛用のアイマスクを影から取り出し装着する。
座席に全体重を預けるれば、すぐに睡魔が襲いかかってきた。
おやすみ…………。
そう思いながら瞼を閉じた。
.
次に目を覚ました時、私は何処か知らない列車に寝ていた。
『………え、ここ何処だ??』
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1104sakura0418(プロフ) - 8824さん» え!?ありがとうございます!! (4月21日 10時) (レス) id: fbe0e58859 (このIDを非表示/違反報告)
8824(プロフ) - 好きすぎて好きすぎて好きです (4月21日 3時) (レス) @page2 id: ff2d44cc80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アホの極み | 作成日時:2024年1月29日 15時