【ブルロ】 お姉さんは構って欲しい 【糸師凛】

よん ページ4

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仕事が終わりクタクタしながら帰る。


帰りの時間は凛ちゃんと被ることは滅多にないから基本的には一人。


もしくは


＿＿＿ﾋﾟﾛﾝｯ


「お？」


『今日何時からマッチする〜？』


オンラインゲームの人と会話。
オンラインでいる率がかなり高いこの人、綿菓子さん。
一緒に遊ぶタイミングを私に合わせてくれるのでとても有難い。



『そうだなぁ、2時間後でどう？』

『おっけー。それまでソロラン走ってる』

『頑張れ！』


そうして約束を取り付けて、仕事後の楽しみを増やす。


綿菓子さんが居るとクリア出来ないところが出来るようになるから助かるんだよなぁ。


わくわく、としながら歩いていれば目の前に見えた姿にドキッと胸が高鳴る。



「凛ちゃん！？」


思わず大きな声が漏れた。


それは悲しくも本人に聞こえていたようで。


そのまま聞き逃せばいいのに、凛ちゃんはちゃんと振り返ってくれた。


「あ？」

「凛ちゃん！一緒に帰ろっ」

「勝手にしろ」


凛ちゃんの場所まで走って、隣を歩く。


仕事終わりの楽しみがもう一つ、増えた。



( あ、そういえば凛ちゃん連絡先交換しよ )

( なんでだよ )

( いいからいいから！ )

( ﾁｯ、うるせぇ黙れ )

( はい、これ私のね )

( おいコラ人の話聞け )

ご→←さん

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