【ブルロ】 お姉さんは構って欲しい 【糸師凛】

さん ページ3

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仕事は順調。職場環境もそこそこ、普通。


つまらないのは人間関係。


顔色伺ってあれこれしなきゃいけないのはとてもめんどくさい。


あぁ、凛ちゃんに癒されたい！



「ちょっと、あんたなんて顔してんのよ」

「う？あ、友梨〜…」

「無気力系にでもジョブチェンジした？」

「してない！してないから！」



そんな私に話しかけてくれたのは同期の村式友梨。この職場の中で唯一私が心を許している人間だ。

そして、私のちょっとぐちゃぐちゃしてる感情事情も知ってる人。



「まぁた弟くん？」

「本当の弟じゃないけどね〜」

「無愛想凛くん、だっけ？」

「そうそう、可愛いんだけどさ」

「私の弟は絶賛反抗期中だからな〜」

「凛ちゃんもそんな感じ…かなぁ？」

「いや、知らないし。てかほら、部長がお呼びだよ」

「やだぁ〜…！」

「はい行ってらっしゃい。昼に沢山話し聞いてあげる」

「ありがとう友梨さま」



よいしょ、と腰を上げ呼ばれているという部長の所へと向かう。


反抗期、かぁ。


私、そういえば凛ちゃんの連絡先知らないなぁと呑気なことを考えてた。

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