【ブルロ】 お姉さんは構って欲しい 【糸師凛】

じゅうはち ページ18

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結局その後それぞれで家に帰っていった。

が、二人の仲はどうも安定しているとは思えない。なんだか不安しかない。


『うさぎさーん。やれる？』

『俺たちはいつでもできるぜ！』


そんなモヤモヤの中に差し込む光。

こういう時はゲーム一択！悩んでも仕方ない！


『お待たせ、やろ！！』


ログインをしてチャットを開く。

今夜も玲王くん、凪くんと一緒にゲームをする。

玲王くんの上達は早いもので、私が負けてしまう日も早いんじゃないかと思うほどだった。


ああ、モヤモヤするのはらしくない。
悩むのは嫌だ。楽しく生きて生きたい。

恋愛感情は、ずっと知らないままでいいのに。



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「んだよ、凛。」

「Aには手ぇ出すなよ。兄ちゃん」

「は？おまえに指図される筋合いねぇよ」

「ﾁｯ」




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「Aとまた一緒にゲームしたいなぁ〜」


「…こんなこと、思うなんてらしくない。」



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「っし！俺もいい感じに出来てきたぞ」


「次のオフ会会場は俺ん家にすっか！」




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そんな私の小さな願い事は、誰にも届かないらしい。

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