月下の光の中でなら2【怪盗キッド】 (ページ49)

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ーERRORー

コナン「なにっ！？」

平次「どうした？」

まろん「なに？」

コナンの声に気がついたまろんは平次に支えられながら近づく。

平次「エラー？」

モニターには、警告を表す文字が。

どうして‥

まろん「あっ、」

2人は彼女の気がついた方を見ると、数あるモニターの中で１つの画面が真っ暗に消えていた。

麗子が撃った弾が1発、当たっていたのだ。

平次「ややこしいことしてくれたで」

平次は後ろでのびている麗子を見た。

まろん「新一‥」

コナン「くううっ‥！」

コナンはなんとかしようと、パソコンを打ち出す。

平次「おい工藤！！分かんのか？？」

コナン「全部が死んだわけじゃねぇ！！なんとか生きてる部分を探すんだ‥！！」

まろんはコナンの真剣な顔を見つめる。

ふふ‥、
低めの笑い声が耳に入ってきた。

伊藤「私ももう、終わりかな‥工藤くん。君の声が幼く聞こえるよ」

コナン「まろん！まだエラーのままか？」

まろん「う、うん‥変わってないよ」

モニターの画面が切り替わる。

そこには、止まることのない数字が。

コナン「やっぱり時間で爆発されるようにセットされてる‥！！」

平次「何時や！？」

まろん「10時ちょうど、」

コナンはその画面をキッと睨みつける。

そして、涙を溜めたまろんの顔をチラリと見た。

コナン「守ってやるよまろん‥絶対にな。オレが嘘ついたことなんて、なかっただろ？」

まろん「、‥‥うん」

コナン「(くそぉ、そう言ったものの‥どうすれば止まるんだ‥)」

PM9:38

タイムリミットまで、あと22分。