月下の光の中でなら2【怪盗キッド】 (ページ40)

今日:215 hit、昨日:181 hit、合計:605,735 hit

38 ページ40

PM9:07

小五郎は1人、レッドキャッスルへと到着した。

その数分後‥まろんやコナン、そして平次を乗せた車もレッドキャッスルの玄関先に着く。

平次はコナンをおぶって車から降りた。

コナン「まろん！おめぇは博士と‥」

平次「まろん！はよせんと置いてくぞ！」

コナン「なっ‥！服部？まろんをこれ以上危険な目には‥」

コナンは自分の言葉を遮った平次を見つめる。

平次「工藤。オレはなぁ、お前と違て‥ちゃーんとこいつの本音聞いたんや」

コナン「本音？」

まろん「平次‥ありがとう」

コナン「おい！本音ってなんだよ！」

まろん「後でちゃんと言うよ」

博士「わしはミラクルランドの子供達のもとへ行く」

まろん「和葉ちゃんや蘭もお願いね」

博士「分かった」

そう言ったきり、まろんがドアを閉めると車はフルスピードで走り出す。

3人もそれから背を向けて走り出した。

小五郎「西尾正治を殺害した犯人は、い‥

コナン/平次/まろん「「ちょっと待ったぁあ！！」」

いっ！？お、お前ら‥」

よかった‥

ギリギリセーフ。

はぁはぁ、と息を切らすまろんと平次。

平次の背中にいるコナンは麻酔銃で小五郎を狙う。

高田「君たち！今は毛利探偵が‥」

コナン「やべっ‥」

当たったのは、小五郎ではなく高田さんだった。

小五郎「お、おい、？どうした？大丈夫か？」

依頼人(毛利探偵、早く続きを‥)

小五郎「だ、だからぁ！ぶっちゃけ西尾さんを殺害した犯人は‥」

ドスッと鈍い音が聞こえる。

平次「すまんな、おっちゃん」

平次が陶器の皿で小五郎を気絶させた。

随分と荒すぎたんじゃない‥？

ープツンー

依頼人を映していたモニターは、そう音をたてて切れてしまった。