月下の光の中でなら2【怪盗キッド】 (ページ31)

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お互いに早く走れるように、まろんは自分から手を離す。

平次「なんや、こいつら！」

白馬「ゲームをおもしろくするってやつなんじゃないのかな？依頼人が言ってた！」

平次「おもろすぎるで」

コナン「このままじゃまずい！二手に分かれよう！」

ど、どうやって‥？？
そう思っていると‥

白馬「分かった！」

平次「おっしゃ！まろん！こっちや！‥なっ？」

まろん「え？」

平次の方に手を伸ばすが、腕を白馬に引っ張られ、結局まろんはコナンと白馬と共に逃げる。

まろん「はぁ、はぁ‥‥」

コナン「まろん、大丈夫か？」

コナンはベルトからボールを出し、周りにあるダンボールを倒した。

白馬「まいったなぁ‥ペンキがシャツに飛び散って台無しだぁ‥」

あの‥そんな場合じゃないと思うよ‥白馬くん。

倒れたかと思いきや、また起き上がってきた。

コナンと白馬は目配せをして頷き、コナンはスケボーに乗って外へと出ていく。

それに気づいたバイクも追っていった。

‥‥新一が、囮になってくれたんだ。

まろん「どうしよう、新一が！」

白馬「落ち着いてください‥彼なら大丈夫。あなたも知ってるでしょう？彼ならなんとかしてくれるって」

まろん「そう、だけど‥ﾊｯ！！！！平次は！？平次、大丈夫かな？」

ただキョロキョロと、不安そうに辺りを見るまろんの手をもう一度白馬は握った。

まろん「‥白、馬くん？」