SnowFlake＊.*

.......fk ページ3

深澤side



昨日、寝る前にお茶を飲みすぎたせいか


トイレに行きたくて起きた。




朝がそんなに得意ではないのに


時計をみると5時。







.......寝る前のティータイムはこれから控えようかな


と結構頻繁に思うものの


舘様の入れるお茶は格別おいしいから


やめられないのも仕方がない







とかぼんやり考えながら用を足して


部屋に戻ろうとすると


ドアの下の隙間からあかりの漏れた部屋が。



阿部ちゃんか。





彼は基本いつも早起きだけれども


今日みたいに舞台の稽古だったり


長時間体を使うような日は


"体力温存"と言って


結構寝溜めしてるのに珍しい。







ｺﾝｺﾝ



気になった俺はノックをして声をかけた



『阿部ちゃん？』


阿「…ふっか？」


『うん、開けていい？』


阿「、うん」



ｶﾞﾁｬｯ



『おはよ、今日、稽古あるのに起きるの
早くない？』


阿「あ、あぁ、うん。何か目、覚めちゃって。
緊張してるのかな笑」



そう笑う阿部ちゃんの顔色は少し悪い気がした。



『寝とかなくて大丈夫？体力もつ？』


阿「な、そりゃふっかとか照に比べたら
体力ないけど、俺だって人並みにはあるから！！
大丈夫だって！
ね！それよりふっかも寝なくていいの？
いつもこんな早く起きないじゃん」


『あー、だから今からもう一眠りするつもり。
じゃ、寝てくるわ、また』






ほんとに眠くはあったけど


阿部ちゃんのいつもと違う、


何かを隠しているような空気感に


"大丈夫だから、早くあっち行ってよ"


と言われているような気がして、、





話を切り上げて自分の部屋に戻った。

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