××くんの彼女は〇〇ちゃん。せかんど (ページ15)

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嫉妬した時。at天然ちゃんページ15

ある朝、係の提出物の関係で、同じ係の女の子と話していた。

そしたら、Aが俺の制服の裾を引っ張って、俺を廊下に連れ出した。

とも｢どうしたん？｣

A｢あんな、なんか、心がモヤモヤするねん。きゅーって苦しくなって、悲しくなる…私なんか体調悪なったんかな…｣

と、深刻そうな顔をして言ってきたA。

とも｢朝体調悪かったん？｣

A｢んーん、今、ともくんみたら急にそうなった｣

とも｢…ぷふっ(笑)｣

A｢何笑ってんの！？めっちゃ深刻やん…！どうしたらいいん、病気やったらどうしよう…！！｣

とも｢あんな、それ、病気ちゃうで(笑)｣

A｢…へ？｣

とも｢それ、嫉妬、って言うねん(笑)A、俺が女の子と話してたの見て嫉妬してんな(笑)｣

ぽかんとしてるけど、無意識にそうなってくれたって言うのがちょっと嬉しくて、可愛くて、俺も無意識にAの頭をわしゃわしゃーっと撫でていた。

とも｢もう女の子と話すのは控えるようにするわ(笑)やから、もう安心して？今日みたいな事は起きひんようにするから｣

A｢うん…？｣

もうほんまに何が何だか分かってないんやな。(笑)

Aは携帯を取り出して、『嫉妬の症状』とか調べだして、内容を見たら自分に当てはまってると思ったのか、｢おぉー｣と関心したような声をだしている。

A｢ともくん、私を嫉妬させるの禁止！ほんまにもう死ぬ寸前の病気かかったと思ったんやからね！？｣

とも｢はいはい(笑)必要最低限しか話さんから(笑)｣

まあ、元々Aと付き合い始めてから女の子とは必要最低限しか話してないねんけどな(笑)

でも、｢めっ！｣ってほっぺ膨らませて人差し指突きつけてくるAを見たら、そう言わざるを得なくて。(笑)

とも｢帰り、タピオカ飲みに行こ、新しいとこのやつ。嫉妬させたお詫び(笑)｣

A｢ほんま！？行く！！ともくん大好き！！｣

プリプリしてた表情から一転して、俺に抱きついてきたAの頭をぽんぽんとしながら、単純やなぁ、と心の中で笑ったのだった。