藤井くんの彼女は激甘ちゃん。せかんど。

文化祭。 ページ16

高校最後の文化祭がもう間近。






俺らのクラスは、動物カフェをやるらしい。






みんなが動物のコスプレ？着ぐるみ？着て、接客するってやつ。






俺も、何故かオオカミの格好をさせられることになってしまった。






あ、なんかもう完全にオオカミになるようなやつちゃうくて、ちゃんと顔出てる可愛いやつやで？







Aは...






A｢えー、もうこれ絶対私のやつちゃうって！！｣








みんなから犬っぽいって言われ続けてきたA。ついに、犬の着ぐるみを着る事になって、犬の姿で登場してきた。








大｢流星オオカミやからA喰われてまうやん！！(笑)｣








流｢ほんまやなぁ、食べたくなるかもな(笑)｣







A｢ちょ、流星何言ってんねん！アホちゃう！？｣







と、めっちゃ照れてるAが肩をべしっと叩いた腕を掴んで、後ろから抱きしめる。







流｢ほら、簡単に捕まえた(笑)｣








A｢...流星、好きっ...！｣








流｢んふふ(笑)俺も、大好きやで｣







大｢おい、リア充どっか行けぇぇえ！！！｣






しげのめっちゃでっかい声をスルーして、ハグしたまま淳太に見せに行くことに。







廊下を通ると、こんな体制でフラフラ歩いてるもんやから、他のクラスのやつらとかがめっちゃ見てるのは分かる。







まあ、A可愛いから見せつけにもええから離れるつもりはサラッサラないけど。(笑)







しばらくまたフラフラ歩いてると、淳太発見。





流｢淳太ーー｣






淳｢ん？あ、お前らー！淳太、じゃなくて、中間先生、やろ！？...なんや、A犬似合っとるなぁ。流星は、それ、狼か？(笑)｣








A｢そやねん！流星に食われとるー(笑)｣







淳｢じゃあ、俺んとこ来るか？(笑)｣







流｢は、何言ってんの、淳太なんかにA渡さんし｣







淳｢冗談やわ！(笑)｣








A｢流星かっこいい！ほんま、大好きー｣








淳｢はいはい、リア充はさようなら。はよ教室帰って準備手伝ったりや｣









流｢ほーい｣








淳太と別れて、教室に戻る途中で、Aが話しかけてきた。









A｢なあなあ、当日もさ、このまま回るんかなぁ？｣









流｢んー、そうやなぁ、見せつけたろっか｣









A｢んふふ、見せつけたろっか！｣








また抱きついたまま教室に帰ると、しげにまた怒鳴られた俺たちだった。

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