藤井くんの彼女は激甘ちゃん。

嫉妬...？ ページ4

今日、久しぶりに学校についてから聞いた第一声が、Aの俺を呼ぶ声じゃなかった。





Aの方を見ると、一瞬目があって、そのまま逸らされた。





近づいて、｢どうしたん？｣と聞いてみたら、机に突っ伏せて、こっちを見ようとしてくれんかった。





流｢なぁ、A、どうしたんよ｣





A｢……き……もん｣





流｢なんて？｣





そんな聞こえへん声量で話されても(笑)





A｢流星が浮気したんやろ！？｣





それだけ言って、また伏せてしまった。





浮気…？え、待って、俺浮気なんてしてへんで？(笑)





流｢なぁ、浮気なんて俺してへんよ｣





A｢嘘や…絶対してたもん…｣





あ、もしかして…




流｢俺の妹のこと？(笑)昨日一緒に買い物してたから｣





A｢萩花ちゃんじゃなかった…｣





流｢うん、夏恋やろ？もう1人の妹の｣





A｢も、もう1人の、妹…？｣





流｢うん、俺、ふたり妹おるねん(笑)｣





写真を見せると、Aの顔はみるみる明るくなった。





A｢流星ー！！｣





椅子から飛び降り、俺に抱きついてきたA。





流｢嫉妬やろ(笑)｣





A｢ほんまの浮気現場かと思ったもん…｣





流｢俺、A以外は無理やから｣





A｢…！流星っ、大好きっ！｣





俺らに、平和が帰ってきた。(笑)

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