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Episode 41 ページ2
朔間零side
『守れなかったのは僕の方!僕が皆を守りきれていたら...』
最後の方につれ声が弱々しくなっておる。
消えてしまいそう(この間まで消えておったが)なAをそっと抱きしめた。
『零にい!はなして!僕零にいに優しくしてもらう資格なんて...』
まだそんな風に思っているんじゃな。
零「A、どうしてAが我輩らを、五奇人を守らなければならなかったんじゃ?」
いつのまにか何処かで出来ていた溝を埋めるのならば今しかない。
どうにかAに届いてほしい。
零「五奇人を統べるといわれておったからか?天祥院くんの計画にいち早く気づいたからか?」
その言葉を聞いて、Aは無言で頷いている。
零「じゃが、その前にAは五奇人のいや六奇人の末妹とであることを忘れんでおくれ。妹は兄が守るもんじゃろ?」
見開かれた瞳から、大粒の涙がこぼれおちていた。
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作者名:oldclock | 作成日時:2023年1月26日 23時