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運命の時 ページ30
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そこからあっという間に時間は過ぎていき、気がつけば16時を過ぎていた。
お化け屋敷の後はバイキングに乗ったりゆったりメリーゴーランドに乗ったりしながら遊園地を満喫した。
午前中から来ていたし早めに帰ろうか、となって遊園地を後にした。
遊園地から駅までの少し距離がある道を2人で並んで歩く。
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「はぁー楽しかった」
勝利 「僕も楽しかったです」
「遊園地なんて子どもの時以来だから久しぶりに童心に帰れた感じがしたなぁ」
勝利 「何が一番楽しかったですか？」
「あのバシャーン！って水面に入るやつかな」
勝利 「今日寒い日じゃなくて良かったですよね」
「寒い日にあれ乗ったら確実に風邪引くね(笑)」
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今日の感想を話しながら和気藹々と会話は弾んでいる。
その裏で俺は告白のタイミングを見計らっていた。
駅までの道のりはまだ続いている。
俺は動かしていた足を止めた。
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「勝利くん…？」
急に歩くのをやめた僕の名前を少し先で止まったAさんが不思議そうに呼んだ。
勝利 「俺、好きなんです」
「…なにが？」
勝利 「Aさんの事が」
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作者名：桜彩 | 作成日時：2022年11月1日 23時
