そして僕等は

確信 ページ1

今日は久しぶりにベロニカ達がやって来た。ユグノア復興の進捗チェック&僕らの顔を見に来たらしい。

「よっ!イレブン、カミュ、元気?」

「本当、久しぶりですわね。」

少し見ない間に、ベロニカは身長が伸びていた。そしてセーニャは更に髪が伸び、ベロニカと同じ三編みになっていた。

「おー、相変わらず元気だなぁ おチビちゃん?」

「なっ･･･アンタねぇ？ それしか言えないのかしら?ひよっこちゃん!」

あーあ、まただよ。カミュとベロニカのおこちゃまな口喧嘩。まぁ見てては可愛いんだけど。
でも放っておくときりがないからね。

「はーい。お二人さん。そこら辺にしときなよー?･･･ところでセーニャ、三編みにしたんだね。凄く似合ってるよ。」

そう言うと、セーニャは照れくさそうに「ありがとうございます」と言った。

「やっぱりセーニャは長髪の方が似合ってるね。」

･･･やっぱり?
オレは短髪のセーニャなんて見たこと･･･あ、れ？

(お姉様はもう 居ない。･･･もう どこにも居ないのですね。)

オレは確信した。この記憶の断片と、今までのイレブンの言動。今此処に居るイレブンは、恐らくこの時間軸のイレブンでは無い、と。

君の残した跡→

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