10 人の不良達。３ (ページ12)

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Story 108 ページ12

～溜まり場～

ガチャ

舞・顕「「ただいまー」」

珍しく手を繋いで溜まり場へ帰ってくる←

(人1)・桜・穂花・凜華・勇・玄・優・海『おかえりー』

勇「あー！手ぇ繋いでるー！」

玄「良いなーラブラブじゃーん。」

桜「そのぐらいで騒がないで下さい。笑」

(人1)「ほんとだよｗがきじゃねぇんだからｗ」

穂花「んま、男はいつまでも子供だけどねー？笑」

優「うっわー、穂花にだけは言われたくなかったー。」

穂花「何それ、本気ー？」

凜華「みんな仲良いなぁ^^」

海「だなｗ…？」

舞・顕「「…(ﾆｺｯ」」

少し寂しそうに微笑む２人に気づく海斗

海「顕嵐、舞。」

舞・顕「「ん？」」

海「なんかあった？」

(人1)・桜・穂花・凜華・勇・玄・優『？』

海斗の意外な一言にじゃれ合いをやめてこちらを見る７人←

顕「え？なんで？笑」

舞「なんもないけど？笑」

明らかに動揺する２人

(人1)「いや、なんかあったな。」

舞「ほんとに何も…」

勇「隠しても無駄だっつーの。」

玄「そうだよ。何年一緒にいると思ってんの？」

顕「じん…玄樹…」

優「話してみれば？役に立てるかは分かんないけど楽にはなるんじゃない？」

顕「岸くん…」

舞「…話してみる？…顕嵐…」

顕「え？でもまだ本当か分かんないのに…」

舞「楽になりたいんだ、私…」

潤んだ目で顕嵐を見る

舞「さっき顕嵐が約束してくれたの嬉しかったから。」

顕「舞…」

舞「お願い。」

繋いだ手に力が入る

顕「…分かったよ。(ﾆｺｯみんな聞いてもらって良い？」

穂花「当たり前じゃん！(ﾆｺｯ」

凜華「それでこそ仲間だよ♪」

いつもの定位置に着いて話し出す

顕「さっき担任に言われたことなんだけど…」

勇「うん」

舞「私と顕嵐…兄妹かもしれないんだって…」

(人1)「…え？何言ってんの、だって…」

舞「私も顕嵐も信じられない。全然。だけどまだ確定じゃないしそうじゃない可能性も十分あるから、って…」

桜「もしご兄妹でしたら…お２人はどうなさるんですの…？」

顕「それは２人でも話したけど変わんないよ。」

玄「えっ？」

顕「舞が俺の妹でも俺の気持ちは変わんない。ずっと俺の彼女でいてもらうから。(ﾆｺｯ」

舞の頭に手を置いて言う

舞「顕嵐…(ﾆｺｯ」

顕「だから…みんなも変わんないでもらえないかな？俺らがほんとに兄妹だったとしても。今と変わらないで普通に一緒にいてほしい。…頼む。(ﾍﾟｺｯ」

深々と頭を下げる顕嵐