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どうせ誰も来ないんだし、普段
出来ない事をしちゃおうという
考えに行き着くのは案外早くて。
しかもそれを提案してきたのは
意外にも赤葦からだった。
『何する?黒板にラクガキ?』
「それ普段からしてるよね」
『それ以外思いつかないのー』
呆れたように言う赤葦を軽く
怒ったように見つめると、何故か
少し笑ってから黒板に向かった。
白いチョークを持って、カッカッと
突然黙って何かを描き始めた。
『…なにそれ』
「木兎さん」
絵は苦手なんだねと言うと
いきなり鼻をつまんできた。
びっくりしたけど痛みの方が
強かったのでつまんできた手を
ぺちぺち叩くと離してくれた。
「じゃあ描いてみてよ、木兎さん」
『ええっ、描けるかなあ…』
差し出されたチョークを受け取り、
赤葦のリクエストの木兎さんを
迷いながらもどんどん描いていく。
聞き慣れた、チョークの音が響く。
『どうだ!』
「流石、上手いね」
『絵は好きだから』
ことりと手に持っていたそれを
置いて、手を叩いて粉を軽く払う。
ど真ん中に描いたけどまあいっか。
「前から思ってたけどさ、」
『ん?』
「手、綺麗だよね」
じっと見つめながらそう言う。
真顔で言うもんだから冗談か
本当か分からなくて少し困る。
『ど、どうしたの急に…』
「思った事素直に言おうと思って」
最後なんだし、とまた彼は付け加えた。
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すばる(プロフ) - 鯖さん» ありがとうございます!!嬉しすぎてやばいいい…はい、頑張ります! (2018年2月2日 23時) (レス) id: 0ee3109291 (このIDを非表示/違反報告)
鯖 - とても面白かったです!たまにはこういうのも悪くないです!素敵な作品をありがとうございました!これからも頑張って下さい!( ☆∀☆) (2018年2月2日 22時) (レス) id: 7852d9062e (このIDを非表示/違反報告)
すばる(プロフ) - とりもち。さん» わああああああありがとうございます!!頑張ります!!!!! (2018年1月14日 17時) (レス) id: 0ee3109291 (このIDを非表示/違反報告)
とりもち。(プロフ) - わぁ、こういう話めちゃくちゃ好きです!真っ白なあの子。の作者さんですよね、これからも頑張ってください! (2018年1月14日 17時) (レス) id: 59cb992122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すばる | 作成日時:2018年1月4日 18時