素っ気ない 【 花巻貴大 】

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「 おい 、及川 ちょっとツラ貸せや 」




「 誰！？Aちゃんにこんな乱暴な言葉教えたの！！岩ちゃん！？ 」














いつもなら 、色々ツッコんだりぶっ飛ばしたりしてるけど今日はちょっと急いでいる









昼休み 、及川をひと目のつかない所に呼び出した





今日は休み時間に移動教室やら調べ物やらで忙しかったし 、休み時間のあの短い時間でできるような話じゃなかった………多分





女の勘が言っている










「 もう〜〜 、及川さんをこんなとこ呼び出してなんの用事なのさ！ 」











及川と二人で話しているところを誰かに見られようものなら 、ましてや及川ガールズなんかに見られた時にはもう人生終わったと思っていい














そして 、本題をきりだす









「 ちょっと及川 、花巻くんに何言ったの 」






その瞬間 、及川の目と顔が変わった









「 ……俺もAちゃんに聞きたいことがあったんだった 」







「 え 、 」






「 ちなみに俺はマッキーに何も言ってないし 、なんなら昨日の部活中は普通に調子よかったからね 」




「 うん 、それは私も上から見てて思った 」









でも昨日の帰り道 、どことなく花巻くんは不自然だった








「 ……花巻くん変だったんだよね 、私何かしたのかな…… 、 」









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