素っ気ない 【 花巻貴大 】

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あの後 、花巻くんからも連絡は来たし 、
特に何も心配することはなかった







「 もうちょっと単純にいけよな〜 、Aも初(うぶ)いな 」





「 口数が減らないバカめ 」





「 アドバイスしてやったろ 、 」




なんて話して堅治はそのまま帰っていった
















次の日







「 昨日 、マッキーのあれはどーいうことなのさ！！ 」



「 どうってなにが 」




及川に責め立てられる












「 ノートだよノート！！ 」





「 うん 、ちゃんと届けた 」





部活中邪魔しちゃ悪いし 、どうしよーって考えた結果がこれなんじゃん












「 え 、なんか悪かった？なんか言ってた！？ 」






「 逆！すごいニヤニヤして恥ずかしがってた 」







まじか




まぁ確かにあのメモは恥ずかしい……






「 マッキーもマッキーだよ 、ノートくらいでニヤニヤしちゃってさ！！もう！！ 」







見てるこっちが恥ずかしいんだから！！



って意味分かんないこと言われたけど 、









「 及川 、こんな初(うぶ)な心もなくなってしまったの？かわいそう 」







「 あわれまないで 」















体制を整えて、もう一度話し出す









「 今日さ 」




「 うん 」





「 一緒に帰るんだけどさ 」





「 そうだね 」












「 めっちゃ緊張するしなんか恥ずかしいんだけど 」







「 … 」




今まで相槌をしていた及川が固まった












「 Aちゃん！！もう！なんで恋愛になるとそんな可愛いの！なんかやっぱ俺 、Aちゃんすき！！ 」






「 は、きもい 」




「 違うよ！LIKEの方だし！！それに俺 、最近別れたばっかだから！ 」





「 Loveだったらぶっ飛ばしてるわ 」












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