第８４振 手作りお菓子←勿体ないけど食べちゃおう♪ ページ40
Aside
ーー短刀ちゃんたちが、清光やみっちゃんと一緒にお菓子を作ったらしい。…私も交ざりたかったわ。お茶請けにって事で、無難にクッキーにしたって言ってた。…食べるの勿体ないけど、美味しそうだから食べちゃおう♪
A「ーー美味しい♡♡」
今剣「ほんとうですか?!」
平野「後で、いち兄の所に持っていくんですが、喜んでくれるでしょうか??」
喜ぶに決まっているじゃない。そう答えれば、皆嬉しそうな顔をしていた。
A「後でって事は、私が最初に貰っちゃったの??ーーありがとう、皆」
１人ずつ頭を撫でていく。皆照れながらも受け入れてくれるのが、もう可愛くて仕方ない。
小夜「江雪兄様や宗三兄様も、喜んでくれるかな??」
A「小夜くんが作ったんだもん。美味しいって言って、喜んでくれるよ。喜んでくれなかったら、私が怒るから。…なんてね。小夜くんの大好きなお兄さんたちを、怒ったりしないから。皆、行ってらっしゃい。私はもう少し、この神たちと話があるから」
前田「無理はしないで下さいね??」
皆心配そうに、私の顔を覗き込む。
A「大丈夫。…そうだ、お話が終わったら皆で遊ぼっか」
「「「はいっ!!」」」
うん、可愛い。元気良く返事して、部屋を出て行った。
イケロス「…あれも、神とはな」
モルペウス「幼子のようだ…」
A「あの子たち、見た目は可愛いけど、年齢は五百以上ですよ。白の着物を着てた今剣は千を超えてますから」
…見た目詐欺だけど。可愛いから許せる!!
オネイロス「それでは、A様。俺たちはこれで失礼します。…カイロスの件は、此方で調べておきます」
A「…お願いしますね、オネイロス。皆も」
オネイロス「お任せ下さい」
そう言い、帰っていった四神。…さてと。
A「私はあの子たちと遊んできます。貴方たちは、此処に居ますか??」
ヒュプノス「私共は、A様が用意して下さった部屋に戻ります。…行くぞ、タナトス」
タナトス「わかった。失礼致します」
部屋に戻っていく双子神を見送り、厨へ湯飲みを片付けに行き、庭に出る。
A「長谷部さん。書類仕事は終わったからその確認と、こんちゃんが取りに来る今日の書類だけ纏めておいて。その後は、貴方も後から遊びに交ざってね??」
長谷部「わかりました。お前たち、荷葉様に無理をさせるなよ??」
乱「わかってる!!じゃあ、荷葉さんが鬼ね??」
との事で、鬼ごっこスタート。誰から捕まえようか…。
第８５振 鬼ごっこ←流石に捕まらないか→←第８３振 双子神と本丸←主命は全うしますが…(長谷部side)
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作者名：葦原 さくら | 作成日時：2018年4月13日 9時
