第91振 力を借りて←治しちゃうよ!! ページ47
Aside
ーータナトスとヒュプノスを説得し、あの子の破壊された刀剣を治す事になった。…かなり短刀が破壊されてる。うちの清光と安定、あの子の本丸の刀剣男士たちにも手伝って貰って、あの子の本丸まで運び戻す。
三日月宗近「よう戻った、主よ…」
「…ありがとう、ゴメンね…三日月」
三日月宗近「なに、案ずる事はない。主の帰還が、俺たちの願いであったのだから。…荷葉殿」
突然名前を呼ばれ、少し緊張した。
三日月宗近「主を守ってくれた事、本丸の代表として礼を言わせてくれ。…ありがとう」
A「三日月宗近さん…。私は、この子と…この子の家族を守ったにすぎません。お礼を言われる程の事は、しておりません。…気にしないで下さい」
タナトスとヒュプノスの小宇宙を込めた札を取り出し、壊れた刀剣に翳していく。
A「…治って…」
自分の小宇宙も注ぎ込む。すると、みるみるうちに折られた刀が元に戻っていく。…後は、この子に鍛刀して貰うだけだ。気が抜けたのか、倒れそうになってしまった。それを、この本丸の鶴さんに支えて貰った。
鶴丸国永「君、大丈夫かい??…顔色が少し悪いな。薬研に見て貰おう。ーー主、荷葉殿を薬研の部屋に連れていく」
「うん、おねがいね、鶴丸。僕も後から行くから」
鶴さんにお姫さま抱っこされ、小さい悲鳴をあげる。
A「きゃっ」
鶴丸国永「可愛らしい声だな。…おいおい、睨まないでくれよ、加州」
加州「…俺が連れてくから。案内してよ」
今度は清光にお姫さま抱っこされ、鶴さんの案内のもと、薬研くんの部屋に。
薬研藤四郎「霊力の使いすぎだな。暫く横になると良い。俺の部屋…いや、大将の部屋に連れてくと良い。大将も、その方が良いだろう??」
「そうだね。加州くん、お願いできるかな??」
加州「わかった」
そう言い、来たのは審神者部屋。中に入ると、ベッドに寝かされた。…待って待って。ベッドに寝かせて貰っちゃって良いの??アイコンタクトを送ると、綺麗に微笑み返されました。良いのね。好きすぎる。
加州「帰れるようになったら呼んで。それまで、此処の刀剣たちと居るから」
清光に気を使わせちゃったな。本丸に帰ったら、たっぷり甘やかしてあげなきゃ。安定にも、なにかしてあげなきゃ。
「ありがとうございます、Aさん。双子神が、力を貸してくれるとは思いませんでした」
確かにそうかも。ヒュプノスが1番厄介だったけど。なんとか説得出来て良かったわ。
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作者名:葦原 さくら | 作成日時:2018年4月13日 9時