私、トリップしました【刀剣乱舞】 (ページ8)

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第０６振悪女退治←女って怖い…(鶴丸side) ページ8

鶴丸side

ーー俺さいどか!!いやぁ、こりゃ驚きだな!!って、そんな事を言っている場合ではない。荷葉と三日月が部屋に乗り込んで数分。中はどうなってるんだ??

五虎退「…皆さん、あの人を信じているんですか??」

唐突に、本当に唐突に聞かれた疑問。誰１人答えようとしない。…俺は答えてやろうじゃないか。

鶴丸「いや、俺はあんまり信じてねぇかな」

五虎退「そっそうなのですか…??」

鶴丸「出会って数刻の女を、信じろと言うのは流石に無理だろ??けど、今の審神者に付くくらいなら、荷葉に付いた方が何倍も良いさ。夜伽を強いらない(言うだけで照れるしな)。無理な遠征は組まない(筈)。…なにより、怪我を治してくれるんだ。俺たちを折りはしない(筈)。そう思えた。あの暖かい霊力を見るとな」

五虎退「暖かい…。確かに…そうですね…」

すると、中から大きな声が響いてきた。なっなんだ!?この声は審神者か??襖を開けて中に飛び込むと、無表情のままの荷葉が、審神者と揉めていた。

A「刀剣男士と言う名の神様たちに、なにさせてんだこのクソアマ。厚塗りしなきゃ顔も見れねぇような奴が、本当なにしてんだよ。夜伽??ふざけるのは顔だけにしとけよ??」

言いよった!!俺たちが思っていても、口に出来なかったものを!!…肩が震える。笑いを堪えきれない。いや、我慢我慢。

「っ!?なんですって!?三日月、鶴丸、石切丸、小狐丸、今剣、岩融、五虎退!!この女を殺しなさい!!」

三日月「ふむ、それは出来ぬな…」

「っ!!??何故、言霊が…!!」

顔が真っ青。まさに、今の審神者にはその言葉が当てはまる。

三日月「俺は荷葉の、初期刀らしいのでな」

…見習い…ではないのか??乗っ取り??いや、荷葉の態度はどれも違うな。無理矢理ならされた感がするし。←

A「怪我を治さず、無理に遠征行かせたり、夜伽を強いたり。小狐丸様なんて、重症に近い中傷だったんだぞ??三日月様も、今剣様も、岩融様も、石切丸様も、鶴丸様も。皆様怪我をしていた。五虎退様もよ。それも治さず、なにが審神者だ!!なにが本丸の主だ!!ふざけるな!!」

無表情が一気に、怒った顔に。荷葉の剣幕に、俺は驚きを隠せない。しかも、三日月が前に入らなかったら胸ぐらを掴んでる勢いだ。

A「…文句があるなら、政府で言え。そろそろ迎えが来ているだろう」

連れてきました!!と言うのを聞き、座り込む審神者を余所に、荷葉は部屋を出た。