第４２振 お風呂１←見られちゃったよ!! ページ46
Aside
ーーお風呂なう、です。身体にタオルを巻いて、露天風呂に来ている。…博多くんに言って、この本丸いくらあるか確認しないと。私専用の小さいお風呂を作りたい。
A「露天風呂か…。ふふっ、広いからテンション上がる♪」
お湯も白いから、見える事はないし。短刀くんたち、誘えば良かったかな…。
乱「汚れたねー。泥だらけだよ」
乱ちゃんの声がしたから、粟田口の子たちだろうか??待って、私入ってるから!!入ってるからね!?鶴さん、言ってくれなかったの?!
厚「そう言えば、誰かの服があったみたいだけど…。誰のだ??」
私のだよ、厚くん。ぇ、この流れだと、長兄居るパターン??
一期「こら、お前たち。身体を洗ってからにしないと、駄目だよ」
いらっしゃったー!!ですよね…。見付かったら大変だから、奥の方に隠れてます。でも、ザブンと音がした。誰か入ってきた!?ちょ、待って!!盗み見ようと顔を覗かせると、入ってきた本人と目が合いました。…小夜くん、君でしたか。
小夜「荷葉さん、なんで此処に…」
かなり驚いた顔の小夜くん。…鶴さんの伝言が間に合わなかった人たちが居るんだ。…全員ではないと良いな。
A「鶴さんに、お風呂入るからって伝言を頼んであったんだけど。…聞いた??」
小夜「いえ、僕は聞いてません」
多分、粟田口の皆も聞いてないね。聞いてたら、お風呂入らないもんね。特に一期さんは。
A「岩陰に隠れてるから、誰か来ても誤魔化してくれるかな??」
小夜「わかった」
少しすると、長兄を筆頭に短刀くんたちも入ってきた。…小夜くん、頼んだからね!!
骨喰「兄弟、誰か先客が居るようだ…」
鯰尾「本当だ。小夜くん以外に誰か…」
小夜「気のせいじゃない??僕だけだよ…」
あっ、岩の上にタオルを置きっぱなし。…小夜くん、ゴメンね。誤魔化しようがないね。でも、特に気にしたようではなく、２人は小夜くんから離れていった。…ホッ。それから暫くすると、全員かな??が上がっていった。少し逆上せてきたかな…??と思い、上がろうとタオルを持ち立ち上がると、一期さんと目が合った。
A「…………」
一期「…………」
タオルで隠す所は隠してますよ??わりとある胸も、隠してます。隠しきれてない所もあるけど。
鶴丸「一期!!今荷葉が入ってるから、気を付けろ…って、遅かったか…」
A「きゃああああっ!!」
私の悲鳴が本丸中に響いたのは、致し方あるまい。…よね??
第４３振 お風呂２←遭遇してしまいました(一期side)→←第４１振 かくれんぼ２←見付けた君は(鶴丸side)
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作者名：葦原 さくら | 作成日時：2018年2月11日 21時
