橙×青 ◎△ ページ7
青side
「りゅう」
「申し訳ないんやけど」
「ちょっとトイレ間に合わんかったから着替え持ってきて欲しい笑」
なんて、照史から連絡がくる。
間に合わんかったって大丈夫なんか！？と思ったけど、最後に笑ってついてるし大丈夫そう、かな？
とりあえず場所を教えて貰って、照史の着替えとかタオルとかを持って家を出た。
照史が居るのは駅らしい。
急いで車を走らせて、駅のトイレまで。
青「照史？照史ここおる？」
そう聞いても、何も返ってこない。
あれ、もしかして違う人入ってるんかな。
そう思ってたら、ガチャ、と鍵が開く音がして静かにトイレの扉が開いた。
青「…わ、照史、」
橙「っ、ぅ、」
トイレの床は大惨事、汚してしまったらしい下着とズボンはくしゃくしゃにして隅の方に置いてある。
照史の顔も酷く歪んでる。
きっと、泣くの我慢してるんやろうな。
青「…照史。大丈夫。」
橙「っ、ひぐ、うぇぇっ、」
照史の手を引いてそっと抱き寄せれば、声をあげて泣き出した。
青「しんどかったな、もう大丈夫やから。」
なかなか泣き止まない照史。
抱きしめたまま背中を撫でてあげてると、いきなり弱々しい力で身体を押された。
お腹を抱えながら便座に座った照史。
橙「っ、ごめ、りゅう、いっかいでて、」
なんて言うてくるから、きっとまた波が来たんやろう。
こんな照史、放っておけへん。
青「大丈夫、俺のことはええからしちゃい。我慢するのしんどいやろ。」
そう言えば、痛々しい音を立てながら苦しそうに下し始めた。
青「照史、落ち着いたら教えてな。おむつあるから、履いて帰ろう。」
そう声をかければこくり、と頷いた照史の顔は明らかに疲れきってた。
照史の汚れた服を袋に入れて床の掃除をしてれば、照史のお腹も一旦落ち着いたらしい。
橙「りゅ、もう、おちついた、」
青「ん、ほなこれ履いて。よし、帰ろうな。」
ふらふらな照史をそっと抱き抱えて車に乗せて、急いで家まで帰った。
……To be continued？
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作者名：なか | 作成日時：2023年4月1日 22時
