大丈夫やで。2 (ページ4)

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紫「っ、ほんまにうそ、？うそやんな、？別れるとかほんまにうそやんな、？」

赤「嘘やで。ぜーんぶ嘘。」

紫「っ、よがっだ、ほんまに、」

濵ちゃんがめちゃくちゃくっついてくる。

ずび、ずび、と濵ちゃんが鼻をすする音がまだする。

赤「ふふ、もう。大丈夫、もう泣かんといてや。」

そう言えば、しげのせいやん、ってまた涙をぽろっと零した。

その後はしばらく俺にべったりやった濵ちゃん。

ちょっとでも離れようとすると「どこいくん、いかんといて、！」って泣きそうな顔してた。

もうほんま、可愛ええんやから。

赤「濵ちゃん、だいすきやで。」

そう、耳元で囁いてあげれば、ぽっと顔を赤くした。

紫「もう、どこもいかんといて、ずっと一緒におって、」

赤「もちろん。どこもいかんよ。」

紫「…さっき、出ていこうとしたくせに、」

赤「なぁ、もうごめんって。ほんまにごめん。」

紫「嘘でも好きやないって言われて、ほんまにしんどかったんやからなっ、次言うたらもう…許さん、からな、」

赤「うん、もう絶対言わんって約束する。」

今日は濵ちゃんに悲しい思いいっぱいさせてもうたし、夜はいーっぱい愛してあげよう。

Fin.