愛情至上主義 2 (ページ12)

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緑side

濵ちゃんから聞いた、ほんまのこと。

しげも俺の事、ほんまに好きなんやって。

謝ったら許してくれるやろうって、濵ちゃんは言うてくれた。

でも、嫌われちゃったままかもしれん。

楽屋に戻れば、みんなからの視線が集まる。

しげはソファにちょこんと座って、淳太に背中をさすられてる。

泣いたんや、ってことがすぐに分かるくらいしげの目は真っ赤。

緑「…なぁ、しげ。さっきはごめん。」

赤「ん、ええよ、」

目を逸らされて。逃げ出したい気持ちをぐっと抑えて、本当のことを言う。

緑「俺も、しげのこと好きやから。」

そう言うた瞬間、しげだけじゃなくてメンバーみんなにも見つめられて。

赤「へ…？」

しげもびっくりした顔をして、俺の目をじっと見つめてくる。

緑「エイプリルフールの嘘ちゃう。ほんまにしげのことが、ずっとずっと好きやってん。」

緑「やから、俺と付き合って欲しい。」

しげがふにゃっと微笑んでくれて。

赤「…お願いします。」

しげがそう言うと、メンバーからは祝福の声が飛んできて。

あぁ、幸せやな、俺。

一生かけて、しげのこと幸せにします。

Fin.