青×紫 ページ31
HAPPY HELLOWEEN…
紫side
舞台の稽古が終わって、帰る準備を済ませたところで共演者の方に呼ばれて。
楽しそうに話してた共演者さんたちの輪に加わる。
「あっ�霤弔気鵝�これ付けてみてください！」
紫「え、俺が？」
渡されたのは、黒い猫耳のカチューシャ。
なんで猫耳のカチューシャがここに？
あぁ、そうや。今日はハロウィンや。
周りからめちゃくちゃ勧められて、試しに頭に付けてみれば。
周りからはかわいい！似合ってます！だなんて声が飛んでくる。
ちょっと恥ずかしいけど、でも褒められるのは嬉しくて口角が上がってしまう。
「恋人さんに見せてあげなよ！」
なんてことを言われてカチューシャを貰ってしまった。
恋人がメンバーやってことはバレてないけど、うっかり恋人がいることを話してしまってん。
この猫耳、どうしよう。
流星に見せたらどんな反応するかな。
皆さんがああやって褒めてくれたし、流星も褒めてくれるかな。
そんな事を想像するだけで、口角が上がる。
無事家に着いて、猫耳のカチューシャを付けて。
その上からフードを被って猫耳を隠す。
さぁて、流星はどんな反応するかな？
家のインターホンを押すと流星が扉を開けてくれた。
ばっとフードを外して。
紫「トリックオアトリート！」
なんて言ってみる。
流星からは何も返って来ない。
少しだけ目を見開いて、ただ黙って俺を見つめてきてるだけ。
流星、あんまこういうの好きじゃなかったかな。
あぁ、俺何してんねやろ。
紫「っ、ごめん」
青「待って！」
慌てて猫耳を取ろうとすると、その手を流星に握られて止められる。
青「ごめん、可愛すぎるわ�陲舛磴鵝�ほんま、めちゃくちゃ似合ってる。」
なんて俺の目をじっと見て、俺の大好きな低くて落ち着いた声で言われるから。
うわ、もう、顔あっつ。
自分でも顔が真っ赤になってる事が分かるくらい、顔が熱い。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 237人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葡萄 | 作成日時：2022年10月9日 12時
