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黄「なぁ、けーきは、？」
なんてことを聞いてきて。
え、買ってくるなんて言うてへんのに。
「えっ、バレてた？」
黄「ごめん、さっきみえた、」
「まぁ、市販のやし別にええんやけど。ケーキは明日にしよな？」
黄「えぇ、けーきもぷれれんとも、きょう！きょうがええ！」
って駄々こねる淳太は、俺よりも子供っぽく見える。
「いや、流石にケーキは明日にしよ？プレゼントは今持ってくるから。」
黄「ほな、あした、ぜったいな？」
「うん、絶対一緒に食べような。」
約束！って言いながらふにゃんと笑う顔は、やっぱり幼い。
「ほな、プレゼント持ってくるから待ってて。」
黄「うん！」
淳太、喜んでくれるとええなぁ。
「はい。淳太、誕生日おめでとう。」
黄「わー！開けてもええ？」
目をキラキラ輝かせながらプレゼントを開けてる。
黄「…わ、これ！俺ほしかったやつ！」
「うん、そうやで。欲しいって言うてたからさ。」
黄「わ、これかわいい！」
「そうやろ？淳太こういうの好きかなーって。」
黄「あ！これおそろい？」
「そう。よく気付いたな？」
黄「だってさいきんしてるもん！」
黄「こんないっぱい、ありがとな。」
「ううん、ええんよ。いつもほんまにありがとうな。」
俺の名前を、甘ったるい声で呼んできて。
きゅ、と首元に抱きついてくる。
「ふ、今日の淳太は甘えん坊さんなんやね？」
黄「えへへ、だいすき。だいすきやで。」
いつもはクールめな淳太やから、こんなことを素直に言うてくるのは珍しい。
まぁ、お酒入ってるし相変わらず眠いのもあってこんな素直になってるのかもしれへんけど。
ほんまに、可愛すぎる俺の彼女。
いつもはツンデレでクールで、WESTの中では皆に鋭いツッコミしてくれるし、ほんまに頼れる最年長って感じやけど。
2人きりになると、急に幼くなるというか。
ほんまはこの人俺より年下なんやないかってくらい、可愛すぎるねん。
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作者名：葡萄 | 作成日時：2022年10月9日 12時
