大丈夫やで。1

黄×橙 ◎△ ページ9

嘔吐表現有 おもらし有

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橙side


今日は淳太くんと、そしてスタッフさんやらJrの子達やら大人数で飲むねん。久しぶりやし、明日もオフやし！いっぱい食べて飲むで！

美味しいもんいっぱい食べて、お酒も沢山飲んで。いろんな人と話しつつ、俺は淳太くんの方をちらり。

まだ、元気そうやな。でもあれ何杯目や？

ご機嫌やし酔ってるみたい、結構飲んでるみたいやな。

こんなにも俺が淳太くんを気にしてるのには理由があって。

淳太くん、人と飲むのがほんまに好きで、ついつい飲みすぎてしまうことが多いねん。

いっぱい飲んで酔って吐いたり、漏らしたりってのはもう何回もある。

本人はほぼ記憶にないみたいで、え？俺そんなことしてた？ごめん。ってのがいつもの口癖。

今日も飲む前に「楽しいのはわかるけど、あんまり飲みすぎちゃあかんで。」「飲みすぎたらまたしんどくなるで。」って忠告しておいたんやけど…

あの様子やと、ちゃんと受け止めてないみたいやな。

もう、大変なのは俺やねんで？それに淳太くんもしんどい思いせなあかんのに。

まぁ、大変とか思いながら実はこんな淳太くんも可愛ええな、とかって思ってるのは内緒。

楽しい時間もあっという間で、もうお開きの時間に。


黄「あきと〜。かえろ〜。」


わぁ、へろへろ淳太くん出来上がってるわ。


橙「っちょ、ちゃんと歩いて！ほら、帰るよ。」


淳太くんを支えて2人の家まで歩いて帰る。

歩き始めた頃は楽しそうに色んなこと話してたのに、さっきから淳太くんが妙に静か。まぁ理由はなんとなくわかるんやけど。

うつむき加減の淳太くんの顔を覗けば真っ青で。口をぎゅ、と結んで潤んだ目で見つめてくる。


橙「淳太くん、気持ち悪い？」

黄「はきそ、げぇ、でるっ、」

橙「んもう、やから言うたのに。もうすぐ家やから頑張れる？」

黄「がんばる、」

橙「おんぶしたる、その方が早いやろうし。」


淳太くんをそっとおんぶして、あんまり揺らさないようにしつつ急いで家へ。

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