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紫「そうや、淳太玄関のお雛様見た？」
黄「…」
紫「可愛いくて一目惚れして今日買ってきてん。ほら、一緒に見に行こう？」
黄「…やぁ、」
淳太を抱っこしたまま玄関のお雛様のところへ。
紫「ほら、淳太見て？可愛ええやろ？」
黄「やぁっ、やぁ、！」
急に叫び出してぎゅうぎゅうと強く抱きついてくる淳太。
紫「わ！？なになに、どうしたん、」
黄「ややぁ、はまちゃんきらい！だいっきらい！」
紫「なになに！？淳太！？」
急に騒ぎながら暴れるもんやから、俺もどうしたらいいかさっぱり。
とりあえず淳太を宥めつつ、リビングに戻る。
黄「ぐす、っ、はまちゃ、」
紫「はぁい。どしたん。」
黄「おひなさま、こわかった、おにんぎょうさん、おれ、こわいねん、」
あぁ、なるほど。
そうやん、淳太人形怖いんやったわ。
紫「ごめんごめん。淳太の事なんも考えんとお雛様買ってきてしまったわ。ごめんな。」
黄「っ、はまちゃんきらい…」
紫「そんなこと言わんといてやぁ。ごめんって。」
黄「…やっぱりゆるす、」
紫「んふ、ありがとう。」
まだ寝るにはちょっと早い時間。まぁ、泣いて疲れた淳太はもう眠いかもしれんけど。
俺の隣に座って、俺の腕にくっついて、ぽけーっとテレビを見てる淳太。
あぁ、可愛ええ。
くわぁっ、と大きな欠伸をする淳太。
それにつられて、俺も大きな欠伸を。
黄「ふへ、はまちゃんつられたぁ。」
紫「ふふ、つられてもうた。」
紫「そろそろ寝よっか。な。」
黄「ん、はまちゃ、だっこ。」
紫「はぁい、おいで。」
淳太を抱っこして、寝室へ連れていく。
そっと寝かせて俺も隣に寝る。
お話しながらお腹を一定のリズムでとんとんしてあげると、すぐにすーすーと寝息を立て始める淳太。
ほんま作り物みたいに、綺麗な整った顔をしてる淳太。
綺麗な輪郭、鼻筋。首のライン。
そしてこの吸い付きたくなるようなぷっくりした唇。
お雛様も確かに可愛かったけど、俺は淳太のお人形さんが欲しいなぁ、なんて。
まぁそんなの持ってたら淳太に引かれるやろうし怖がられるやろうし、俺には本物の淳太がいるからええんやけど。
黄「んん…はまちゃ、だいしゅき…」
紫「ふ、俺も大好きやで。おやすみ淳太。」
Fin．
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兎ﾉ助 - 死ネタいいなー。もっと書いて…グロとか…もっと… (3月19日 21時) (
レス) @page26 id: 0423cd7255 (このIDを非表示/違反報告)
なか/葡萄(プロフ) - Fujitanatsuki14さん» 気付かせて下さりありがとうございました、良かったです🥹わわっありがとうございます😭😭 (2023年3月21日 18時) (レス) id: 48fba755c2 (このIDを非表示/違反報告)
Fujitanatsuki14(プロフ) - なか/葡萄さん» ありがとうございますみやすくなりました✨主さんのお話大好きです (2023年3月21日 7時) (レス) id: a50b61fb57 (このIDを非表示/違反報告)
なか/葡萄(プロフ) - Fujitanatsuki14さん» コメントありがとうございます、目次訂正致しました。まだ分かりにくいところがありましたら具体的に教えていただけると嬉しいです。 (2023年3月20日 13時) (レス) id: 48fba755c2 (このIDを非表示/違反報告)
なか/葡萄(プロフ) - 由真さん» 分かりました！リクエストありがとうございます(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (2023年3月20日 13時) (レス) id: 48fba755c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なか | 作成日時：2022年9月18日 12時
