大丈夫やで。1

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熱を測ってもらえば、38度ちょい。


黄「今日なんか食べた？」

赤「はいた、」

黄「吐いた、吐いたん！？」


思わず声を上げてしまって、しげが少し顔を歪めた。


黄「あ、ごめんな大声出してもうて。食べたけど、吐いちゃったん？」

赤「たべなあかんと思って、たべたんやけど、結局ぜんぶでちゃって、」

黄「そうやったんか。今お腹すいてる？なんか食べれそうなものとかある？」


頭痛いなら薬飲ませてあげようと思ったけど、なんか食べてもらわな薬飲ませられへんしなぁ。


赤「ぜりー、」

黄「ん、ゼリーなら食べれそう？」

赤「ちょっとだけ、」

黄「うん、そうやな。ゼリー食べれるだけ食べて、お薬飲んでゆっくり寝よう。」


ゼリーすらも吐いてしまわないか心配やったけど、カップ半分くらいをゆっくりゆっくり食べてくれて。

薬を飲ませて、少し汗ばんだ身体を拭いてあげて楽な服に着替えさせて寝室に運ぶ。

しんどそうなしげをベッドに寝かせれば、俺の事を潤んだ目でじっと見つめてくる。


赤「じゅんた、ぎゅ、」

黄「ええけど、暑くない？大丈夫？」

赤「らいじょうぶ、」


きゅう、と抱きついてくるしげをそっと抱きしめて背中をさすってれば、すぐに可愛い寝息が聞こえてくる。


黄「おやすみ、しげ。ゆっくり休むんやで。」

Fin．

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