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黄×橙 ◎ ページ13

橙side


黄「ん゙〜…」


なんて唸り声が、キッチンでご飯作ってる淳太くんから聞こえてきて。

ちらっと見れば、顔を顰めてお腹をゆるゆるとさすってる。


橙「淳太くん?どうしたん、お腹痛い?」

黄「んぁ、まぁ、ちょっとな。」

橙「大丈夫?ご飯俺作るから休んでてええよ?」

黄「や、大丈夫。下してるわけでもないし、全然耐えれる痛みやから。」

橙「そうなん?そんならええけど…」


時折辛そうに顔を顰めながらも、テキパキとご飯を作ってくれて。

ふたりでわいわい話しながらご飯を食べる。


橙「うんま!やっぱり淳太くん天才やな!」

黄「ふは、ありがとう。照史ってほんま美味そうに食うよなぁ。」

橙「やってごはんおいひいんやもん。」

黄「こら、口にもの入れたまま喋っちゃあかんで?」

橙「ごくん、えへ、ごめんなさぁいっ。」



橙「ごちそうさまでした!」

黄「ごちそうさまでした。」

橙「淳太くん、片付けは俺やるから休んでてええよ。」

黄「え、俺も手伝うで?」

橙「ええの、お腹痛い人は休んでてくださいっ。」

黄「ほな、お願いしてもええ?ありがとうな。」

橙「全然!」


ソファで寛ぐ淳太くんをちらちら見ながらささっと後
片付けをしてしまって、テレビを見てる淳太くんの隣に俺も座る。

また、ゆるゆるとお腹をさすってる。無意識かな。

自分の手を、そっと淳太くんのお腹の上に置く。


黄「…わ、」

橙「まだ痛い?」

黄「うーん、なんかじわじわ痛いねんな。」

橙「ほっかぁ。」


そっとお腹を撫でてあげれば、淳太くんの表情もふわ、と柔らかくなった。


橙「照史の手、あったかくてきもちいい。」


そうふにゃっと笑う淳太くん。可愛ええ。


橙「薬とか湯たんぽとか持ってこようか?」

黄「いや、大丈夫。」

黄「…な、もうちょっとだけ、こうしててくれへん?」

橙「もちろん。淳太くんのお腹がよくなるまでずっとしたるよ。」

黄「ありがとう。」


淳太くんのためなら俺は何でもする。

早く淳太くんのお腹が良くなりますように。

Fin.

赤×黄 ◎→←青×紫 ◎



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兎ノ助 - 死ネタいいなー。もっと書いて…グロとか…もっと… (3月19日 21時) (レス) @page26 id: 0423cd7255 (このIDを非表示/違反報告)
なか/葡萄(プロフ) - Fujitanatsuki14さん» 気付かせて下さりありがとうございました、良かったです🥹わわっありがとうございます😭😭 (2023年3月21日 18時) (レス) id: 48fba755c2 (このIDを非表示/違反報告)
Fujitanatsuki14(プロフ) - なか/葡萄さん» ありがとうございますみやすくなりました✨主さんのお話大好きです (2023年3月21日 7時) (レス) id: a50b61fb57 (このIDを非表示/違反報告)
なか/葡萄(プロフ) - Fujitanatsuki14さん» コメントありがとうございます、目次訂正致しました。まだ分かりにくいところがありましたら具体的に教えていただけると嬉しいです。 (2023年3月20日 13時) (レス) id: 48fba755c2 (このIDを非表示/違反報告)
なか/葡萄(プロフ) - 由真さん» 分かりました!リクエストありがとうございます(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (2023年3月20日 13時) (レス) id: 48fba755c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なか | 作成日時:2022年9月18日 12時

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